「リフレケアは水で薄めてから使った方が効果が高い」は間違いで、薄めると有効成分ヒノキチオールの濃度が下がり、カンジダ抑制効果が大幅に落ちます。
リフレケアは2008年に発売され、現在まで歯科・介護・訪問診療の現場で広く使われてきた口腔ケア用ジェル(医薬部外品)です。 有効成分はヒノキチオールで、1936年に野副鐵男博士が台湾ヒノキの精油から発見した天然由来の抗菌成分です。 抗菌・抗炎症の両方の働きを持ち、歯周炎・歯肉炎の予防から口臭防止まで幅広く効果を発揮します。 prtimes(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000011145.html)
研磨剤・発泡剤・エタノールをすべて配合していない点が大きな特徴です。 これにより、歯肉退縮で刺激に敏感な患者さんや、嚥下機能が低下してうがいが難しい方にも安全に使えます。 つまり、一般的な歯磨き剤が使いにくいケースでも問題なく使えるということですね。 live-plus-do-style(https://live-plus-do-style.jp/view/item/000000000359)
フレーバーははちみつ・ライム・りんごの3種類が揃っており、食欲のない患者さんや嗅覚に敏感な方へのアプローチにも活用できます。 容量はスクイズボトル90gとポンプボトル30gの2タイプがあり、訪問診療のバッグにも収まりやすいサイズ感です。 e-oral(https://e-oral.jp/products/refrecare.html)
臨床でリフレケアを使う際の基本の流れは4ステップです。 prtimes(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000011145.html)
使用量の目安は場面によって変わります。 gojodental(https://www.gojodental.com/blog/diaryblog/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B1%E3%82%A2/)
| 使用場面 | プッシュ回数の目安 |
|---|---|
| 通常の口腔内清掃 | 1〜3プッシュ |
| 汚染が強い場合 | 3〜5プッシュ |
| 歯肉マッサージのみ | 1〜2プッシュ |
ポンプタイプは1プッシュで一定量が出るため、感染予防の観点からも一度出したジェルが容器に逆流しない構造になっています。 清潔に使い続けるための配慮です。これは使えそうですね。 enotsuka.co(https://www.enotsuka.co.jp/news/assets/6f4f5167da25a2ec05583c31fdfb6e5f.pdf)
乾燥が強い口腔内では、ジェルをそのまま塗布する前にまず口腔内を湿らせるステップが重要です。 乾いたままジェルを塗布すると、ジェルが粘膜に固まってうまく伸びず、拭き取るときに粘膜を傷つけるリスクがあります。 水の量はビシャビシャになるほどではなく、軽く湿る程度が適切です。 piasu100.hatenablog(https://piasu100.hatenablog.com/entry/2020/02/16/180412)
ヒノキチオールは「接触時間が長いほど殺菌的に働く」性質を持っています。 この特性を活かすには、清掃後にジェルを口腔粘膜全体に薄く伸ばして残留させる「塗布仕上げ」の手順が有効です。 特にうがいができない患者さんでは、この手順が口腔カンジダ症の予防に直結します。 e-oral(https://e-oral.jp/ingredients/)
口腔カンジダ症の原因菌であるカンジダ菌の定着抑制には、接触時間の確保が鍵になります。 うがいができる患者さんでも、塗布後すぐに吐き出させるのではなく、数十秒〜1分ほど時間を置く習慣をつけてもらうと効果的です。 接触時間が条件です。 gojodental(https://www.gojodental.com/blog/diaryblog/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B1%E3%82%A2/)
口腔カンジダ症の有病率は、免疫が低下した高齢者や有床義歯装着者で特に高く、適切なケアがない環境では見逃されやすいリスクです。 リフレケアはこうした予防ケアの一次対応として位置づけられており、フロリードゲルなどの医療用抗真菌薬に頼る前段階の選択肢として知っておく価値があります。 ziecor(https://ziecor.jp/products/moisturizing-and-cleaning/refrecare/gel/)
参考リンク(口腔カンジダ症の再発予防とリフレケアの臨床活用について詳しく解説)。
嚥下機能が低下している患者さんには、うがい不要で使えるリフレケアの特性が大きなアドバンテージになります。 残留したジェルは少量であれば誤嚥しても刺激が少なく、エタノール・研磨剤・発泡剤いずれも不含のため、粘膜への影響が最小限です。 これは在宅・施設ケアの現場では重要な判断基準になります。 shop-beanstalksnow(https://www.shop-beanstalksnow.jp/view/item/000000000177)
義歯を使用している患者さんの口腔清掃にリフレケアを使う際は、義歯を外したあとの義歯床粘膜や口蓋粘膜に対してジェルをスポンジブラシで丁寧に塗布することが特に効果的です。 義歯装着者は口腔カンジダ症のリスクが高く、義歯床下の粘膜は特に乾燥しやすく炎症が起きやすいエリアです。 こまめなケアが原則です。 gojodental(https://www.gojodental.com/blog/diaryblog/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B1%E3%82%A2/)
訪問診療の歯科衛生士が現場でリフレケアを使う場面としては、食事摂取が困難になった患者さんへのケアが多くあります。 風味(はちみつ・ライム・りんご)が残留することで、経口摂取が困難な患者さんにとって「口内で感じる最後の味覚刺激」になることも報告されており、QOL向上の観点からも見逃せない効果です。 gojodental(https://www.gojodental.com/blog/diaryblog/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B1%E3%82%A2/)
リフレケアは安全性が高いジェルですが、使いすぎると逆効果になるケースがあります。これは意外ですね。 過剰塗布したジェルが口腔内に厚く残留すると、粘膜表面を覆って通気性が低下し、嫌気性菌の繁殖につながる可能性があります。 1回あたりの適量(1〜3プッシュ)を守ることが前提です。 gojodental(https://www.gojodental.com/blog/diaryblog/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B1%E3%82%A2/)
特に乾燥が強い口腔内では、ジェルが乾いて固まった状態(痂疲様になった状態)のままケアを行うと、粘膜損傷が起きやすくなります。 この場合、最初に少量の水でその固まりを軟化させてからジェルを塗布し直す手順が必要です。 固まりを無理にこすり取るのはNGです。 piasu100.hatenablog(https://piasu100.hatenablog.com/entry/2020/02/16/180412)
管理のコツとしては、ポンプボトルは使用期限と開封後の保管状態を定期確認することが重要です。 口腔ケア用製品は患者ごとに専用のものを使い、他患者との共用は感染管理上避けるべきです。 施設や訪問診療でコスト管理をする際も、90gボトルを1名1本とする運用が現実的な基準です。 enotsuka.co(https://www.enotsuka.co.jp/news/assets/6f4f5167da25a2ec05583c31fdfb6e5f.pdf)
参考リンク(訪問歯科衛生士の実践視点によるケアジェルの使い方とポイント解説)。
訪問歯科衛生士が教える 口腔ケアジェルの使い方 ~4つのポイント~|ぴあすの口腔ケアドットコム