あなた、同月算定ミスで点数を落とします。

周術期口腔管理の算定は、まず「計画策定」と「実際の管理」を分けて考えると整理しやすいです。計画策定料は300点で、医科からの文書依頼に基づき、当該治療期間を通じて1回算定です。ここが起点です。 chuo-hp(https://chuo-hp.jp/media/2/20200701-___furo.pdf)
手術系の患者では、周術期等口腔機能管理料Ⅰが術前280点、術後190点です。術後190点は、手術を行った日の属する月から起算して3月以内に計3回までという上限があります。回数管理が基本です。 dentalx4.sakura.ne(https://dentalx4.sakura.ne.jp/wp/shinki_sp_recenavi_026)
放射線治療、化学療法、緩和ケアの患者では、周術期等口腔機能管理料Ⅲが月1回200点です。さらに、計画策定料を算定した月から起算して6月を超えて管理した場合は、長期管理加算50点の扱いがあります。対象の切り分けが条件です。 shirobon(https://shirobon.net/medicalfee/latest/shika/r08_shika/r08s_ch2/r08s2_pa1/r08s21_B000_9.html)
よくある誤解は、「周術期なら全部同じ算定」という見方です。実際は手術系と化学療法系で管理料が分かれ、術前・術後・治療期間中でルールも変わります。つまり区分整理です。 chuo-hp(https://chuo-hp.jp/media/2/20200701-___furo.pdf)
周術期等口腔機能管理の算定フロー図がまとまっている資料です。術前・入院中・術後の位置づけを確認する部分の参考リンクです。
周術期等口腔機能管理算定フロー
ここが実務の落とし穴です。周Ⅰと周Ⅲは、同月に歯管、特疾患、小機能、口機能、回管、医管、歯在管、在歯管、矯管を算定できないと整理されています。かなり強い制限ですね。 dentalx4.sakura.ne(https://dentalx4.sakura.ne.jp/wp/shinki_sp_recenavi_026)
しかも影響は管理料だけでは終わりません。周Ⅰ・周Ⅲと同月は、歯管や特疾患が条件になる点数も算定できず、記事例では歯清やSPT、舌圧検査なども影響を受けると明示されています。意外ですね。 dentalx4.sakura.ne(https://dentalx4.sakura.ne.jp/wp/shinki_sp_recenavi_026)
読者の常識としては、「必要な処置をしたのだから、関連項目もいつも通り算定できる」と考えがちです。ですが実際は、周術期管理を選んだ月は通常の管理体系を一部手放す月になることがあります。結論は月単位管理です。 dentalx4.sakura.ne(https://dentalx4.sakura.ne.jp/wp/shinki_sp_recenavi_026)
たとえば月末に周Ⅰを入れたあと、同じ月内で別の管理系項目をいつもの感覚で入力すると、数百点単位の取りこぼしや返戻対応の時間損失につながります。レセコンで周術期用のチェックコメントやアラート設定を1つ入れておくと、このリスクをかなり下げられます。これは使えそうです。
算定の例外で知られていないものがあります。周術期等口腔機能管理計画策定料と周術期等口腔機能管理料は、同日に計画策定と管理を併せて行った場合、同日算定できます。別日に分ける必要はないということですね。 chuo-hp(https://chuo-hp.jp/media/2/20200701-___furo.pdf)
さらに意外なのが、術前に計画を策定していなくても、術後に当該計画を策定した場合に計画策定料を算定できるという点です。術前に間に合わなかったからゼロ、ではありません。これは大きいです。 chuo-hp(https://chuo-hp.jp/media/2/20200701-___furo.pdf)
もう1つ、う蝕や歯周病等がない患者でも、周術期等口腔機能管理を必要とする場合は、当面「術後合併症」「周術期等口腔機能管理中」といった傷病名で算定できるとされています。病名設定だけ覚えておけばOKです。 chuo-hp(https://chuo-hp.jp/media/2/20200701-___furo.pdf)
この3点は、現場で実際に起こりやすい「紹介が急だった」「口腔内所見が軽い」「初回対応が詰まった」という場面に効きます。あなたが受付・歯科衛生士・歯科医師で情報共有するなら、紹介文書の受領日、計画書作成日、管理実施日を同じテンプレートで記録するだけでミスが減ります。記録統一が原則です。
算定例と同月算定不可の整理が分かりやすい参考リンクです。ルール確認の部分の参考リンクです。
【レセプトを学ぼう】周術期等口腔機能管理
このテーマで検索上位の記事は点数表の説明に寄りがちですが、実務では「院内で誰がどの紙を出すか」まで落とさないと取り切れません。医科からの依頼文書を受けた時点で、受付が周術期フォルダを1件作る運用にすると、時間ロスと請求漏れの両方を抑えやすいです。つまり流れの設計です。
最後は独自視点です。周術期口腔管理の算定は知識だけでなく、院内での順番管理が崩れると急に不安定になります。特に「対象患者の判定」「同月算定不可」「術後3か月の回数制限」「傷病名設定」の4点は、別々に覚えるより1枚で見える化した方が強いです。一覧化が基本です。 dentalx4.sakura.ne(https://dentalx4.sakura.ne.jp/wp/shinki_sp_recenavi_026)
おすすめの確認順は単純です。①医科から文書依頼があるか、②手術系か化学療法・放射線治療系か、③今月ほかの管理項目を入れていないか、④術後なら3か月内か、⑤計画書・報告書の文書保存があるか、この5点です。これだけでだいぶ変わります。 chuo-hp(https://chuo-hp.jp/media/2/20200701-___furo.pdf)
もし対策を1つだけに絞るなら、返戻や算定漏れの場面を減らす狙いで、レセコンの患者メモ欄に「周計済・周Ⅰ術前・周Ⅰ術後1回目・周Ⅲ月次」などの固定語句を入れる方法が有効です。入力する人が変わっても判断がぶれにくいからです。これなら問題ありません。
周術期管理は、口腔ケアの質を上げる取り組みであると同時に、医科歯科連携の書類精度がそのまま売上と信頼に変わる分野です。点数だけを見ると小さく見えますが、ミスなく積み上げる診療所ほど強いです。結論は運用差です。

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