pma指数歯科での歯肉炎評価と疫学指数の活用法

pma指数は歯科臨床で歯肉炎の広がりを数値化する疫学指数です。P・M・Aの3部位評価から最大34点まで算出できますが、実際の臨床現場での活用法や他の指数との使い分けを正しく理解できていますか?

pma指数を歯科臨床で正しく活用する方法

付着歯肉(A)に炎症がある患者は、プローブを使わなくても視診だけでPMAスコアが最大34点に達することがあります。


📊 pma指数 3つのポイント
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pma指数とは何か

SchourとMassler(1947年)が提唱した歯肉炎の広がりを数値化する疫学指数。P(乳頭歯肉)・M(辺縁歯肉)・A(付着歯肉)の3部位を評価し、最大34点で炎症の程度を表す。

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検査方法のポイント

プローブを使わず視診のみで評価できるのが最大の特徴。上下顎前歯部の唇側歯肉を診査し、炎症があれば1点・なければ0点と採点する。

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他の指数との違い

GI(歯肉炎指数)やCPITNと異なり、前歯部の炎症「広がり」に特化。疫学調査・集団検診での使用が主目的で、個別の深度評価には向かない。


pma指数の定義と歯科疫学における位置づけ


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PMA指数(PMA Index)は、1947年にSchourとMasslerによって提唱された歯肉炎の広がりを評価する疫学指数です。 名前の由来は、歯肉を3つの部位に分けたことにあります。P(Papillary gingiva:乳頭部歯肉)・M(Marginal gingiva:辺縁歯肉)・A(Attached gingiva:付着歯肉)の頭文字をつないだものです。 quint-j.co(https://www.quint-j.co.jp/dictionaries/periodontology/24157)


最低点は0点で、最高点は上下顎合計で34点となります。 これは上顎で17部位・下顎で17部位をそれぞれ診査するためです。具体的には、上顎の乳頭部5点・辺縁歯肉部6点・付着歯肉部6点の計17点、下顎も同様です。 oralstudio(https://www.oralstudio.net/dictionary/detail/4908)


つまり「前歯部の炎症の広がり」を定量化することが原則です。


この指数が画期的だったのは、プローブを必要とせず、視診のみで炎症の有無を1点・0点で評価できる点にあります。 地域の集団検診や疫学調査において、手軽に多数の被験者を評価できる実用的な方法として広く採用されてきました。現在もPMA指数は歯科衛生士国家試験の出題範囲であり、歯周疾患の疫学における基礎知識として位置づけられています。 ne(https://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/index/gingivitis.html)


これは使えそうです。


pma指数の検査方法と診査部位の正確な理解

PMA指数の診査部位については、「全歯部を対象とする方法」と「前歯部(6前歯)のみを対象とする方法」の2種類があります。 教科書によって記載が異なるため、混乱しがちな点ですね。 quint-j.co(https://www.quint-j.co.jp/dictionaries/clinical_examination/18800)


全歯部を対象とする場合は最大点が82点になりますが、オリジナル法(SchourとMassler法)は前歯部に限定しており最大34点が基本です。 前歯部に限定した場合、診査部位は上下顎の6前歯で、乳頭部5か所・辺縁部6か所・付着部6か所で1顎17部位です。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=vpJReUxrV6M)


部位 記号 正式名称 1顎あたりの診査数
乳頭歯肉 P Papillary gingiva 5か所(犬歯と第一小臼歯間は除外)
辺縁歯肉 M Marginal gingiva 6か所
付着歯肉 A Attached gingiva 6か所


評価方法はシンプルです。各部位に炎症が認められれば1点、認められなければ0点を与え、全部位のP・M・Aそれぞれの合計を算出します。 quint-j.co(https://www.quint-j.co.jp/dictionaries/terminology_basic/33647)


注意点は2つあります。乳頭部(P)は上顎で5点となる理由として、犬歯と第一小臼歯間の歯間乳頭は通常算定しない規定があるためです。 もう1点は、0点が「炎症なし=健全」を意味しますが、あくまで視診上の評価であり、深部のポケット状態を反映するものではありません。深度の評価が必要な場合は別の指数を使う必要があります。 quint-j.co(https://www.quint-j.co.jp/dictionaries/periodontology/24157)


pma指数と他の歯周疾患指数の比較・使い分け

歯科臨床現場ではPMA指数以外にも複数の指数が用いられており、それぞれ目的と評価内容が異なります。適切に使い分けることで、より精度の高い診査が可能です。 kennet.mhlw.go(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/teeth/yh-016.html)


指数名 提唱年 評価対象 プローブ使用 主な用途
PMA指数 1947年 歯肉炎の広がり(前歯部) ❌ 不要 疫学・集団検診
PI(Periodontal Index) 1956年 歯周炎の程度(全歯部) ✅ 必要(X線も) 疫学調査
GI(Gingival Index) 1963年 歯肉炎症の程度 ✅ 必要 臨床研究・評価
CPI(地域歯周疾患指数 1982年(WHO) 歯肉出血+ポケット深さ ✅ 必要 地域・国際比較調査


PMA指数の最大の強みは「プローブ不要・視診のみ」という点です。 集団検診など短時間で多人数を診査する場面で重宝されます。一方、歯肉の炎症の「深さ」や「ポケット形成の有無」は評価できないため、個別の歯周炎診断にはGIやCPIとの組み合わせが推奨されます。 x(https://x.com/romneyhouseN/status/1072852064688951297)


厳しいところですね。


WHOが1982年に提唱し2013年に改定したCPI(Community Periodontal Index)は、専用プローブを使って歯肉出血スコアと歯周ポケットスコアの両方を評価できるため、現在の地域調査・国際比較では主流となっています。 PMA指数はその簡便性から、教育・スクリーニング場面での役割が見直されています。 kennet.mhlw.go(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/teeth/yh-016.html)


pma指数が歯槽骨吸収と相関することを示す研究データ

PMA指数は「歯肉炎の広がり」だけを測る指数と思われがちですが、実は歯槽骨との相関を示す研究報告があります。意外ですね。


PMA指数12点を「要注意ライン」として認識しておくのが原則です。


pma指数を歯科衛生士が臨床で活かすための独自視点

教科書では「PMA指数は疫学調査用」とされていますが、実際の歯科衛生士業務に落とし込むと、セルフケア指導の「変化の見える化ツール」として非常に有効です。これは検索上位記事にはあまり記載されていない視点です。


口腔清掃指導(TBI)の前後でPMA指数を記録することで、患者自身が「スコアが34点から12点に改善した」という具体的な変化を数字で実感できます。


患者にとっての変化は、歯ブラシ1本でスコアが変わるということです。


特に前歯部の唇側歯肉は患者本人も鏡で確認しやすい部位であり、「この赤くなっている部分が今日の検査で〇点です」と説明する際のコミュニケーションツールとして活用できます。歯科衛生士がリコール時に継続記録することで、炎症コントロールの推移を客観的データとして示せます。


PMA指数の最高点34点と比べて、患者の現在の点数が何割の炎症範囲にあたるかをパーセンテージで伝えると、より直感的に理解されやすいです。例えば「現在20点は全体の約59%の部位に炎症があります」という形での説明は、患者の治療モチベーション向上につながります。


また、プローブを使わないため、歯肉の触診に対して敏感な患者や、出血リスクがある患者(抗凝固薬服用中など)の初期評価にも使いやすいという実務的なメリットがあります。PMA指数の数値が高い場合に「次回はプローブ検査もしましょう」と段階的なアプローチを提案する流れを作ることで、患者の不安軽減にも繋がります。


以下は、歯科専門情報として参考になる権威性のある資料です。


PMA指数の詳細な定義と評価方法を確認できる歯科専門辞書。
クインテッセンス出版「PMAインデックス」解説ページ


歯周疾患の疫学指数の歴史的背景とPMA指数の位置づけ。
FUMI's Dental Office「歯周疾患の疫学・歯肉の炎症を評価する指数」


WHOのCPI(地域歯周疾患指数)との比較で、PMA指数の特性が理解できる厚労省関連ページ。
健康日本21アクション支援システム「地域歯周疾患指数」


PMA指数とX線所見の相関を示したJ-STAGE掲載の学術研究論文。






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