実は、装着から6か月以内に義歯修理すると、あなたの算定点数が半額になります。
有床義歯の保険点数は、局部義歯・総義歯の種別と、欠損歯数によって細かく区分されています。令和6年度改定(2024年6月施行)で全体的に点数が引き上げられており、最新の数値を把握しておくことが算定ミス防止の第一歩です。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001251542.pdf)
以下に令和6年度の主な点数をまとめます。 dental.funaisoken.co(https://dental.funaisoken.co.jp/%E3%80%90%E9%80%9F%E5%A0%B1%E3%80%91%E4%BB%A4%E5%92%8C6%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%AD%AF%E7%A7%91%E8%A8%BA%E7%99%82%E5%A0%B1%E9%85%AC%E6%94%B9%E5%AE%9A%E3%80%80%E8%A3%9C%E7%B6%B4%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%AE/)
| 区分 | 内容 | 点数(令和6年度) | 改定前比 |
|---|---|---|---|
| 局部義歯 1歯〜4歯 | 1床につき | 624点 | +30点 |
| 局部義歯 5歯〜8歯 | 1床につき | 767点 | +35点 |
| 局部義歯 9歯〜11歯 | 1床につき | 972点 | 据置 |
| 局部義歯 12歯〜14歯 | 1床につき | 1,402点 | 据置 |
| 総義歯 | 1顎につき | 2,184点 | 据置 |
点数には装着料と材料料が含まれています。つまり別算定が不要です。 ただし人工歯料は別算定が認められており、この点が混乱の原因になりやすいため注意が必要です。 kuma8020(https://www.kuma8020.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/2f44c2bfea3d35f599b33dd67b7ff1db.pdf)
令和6年度では1〜8歯の局部義歯で点数が引き上げられました。これは歯数の少ない欠損症例での算定額に直接影響するため、改定前と現行点数を照らし合わせた確認が現場では必要です。 dental.funaisoken.co(https://dental.funaisoken.co.jp/%E3%80%90%E9%80%9F%E5%A0%B1%E3%80%91%E4%BB%A4%E5%92%8C6%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%AD%AF%E7%A7%91%E8%A8%BA%E7%99%82%E5%A0%B1%E9%85%AC%E6%94%B9%E5%AE%9A%E3%80%80%E8%A3%9C%E7%B6%B4%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%AE/)
有床義歯修理(M029)の基本点数は260点です。 これは「義歯修理=必ず260点」と思い込みがちですが、実際には新製義歯の装着日から起算して6か月以内に修理を行った場合、所定点数の50%しか算定できません。 shirobon(https://shirobon.net/medicalfee/latest/shika/r08_shika/r08s_ch2/r08s2_pa12/r08s2c_sec1/r08s2c1_cls5/r08s2c15_M029.html)
6か月以内に修理した場合の実算定点数は130点(260点×50%)になります。 これはちょうどコーヒー一杯分(約130円)が消えるようなイメージで考えるより、月次で数十件の義歯修理を行う医院では年間で数万点規模の差になり得ます。痛いですね。 note(https://note.com/e_dental8020/n/n4c707503b1c1)
dnet.or(http://www.dnet.or.jp/member/hokenn/date/325.pdf)
dnet.or(http://www.dnet.or.jp/member/hokenn/date/325.pdf)
saka1029.github(https://saka1029.github.io/s/04/s/M029.html)
3tei(https://3tei.jp/news/LLUGne7p)
また、歯科技工加算の算定にも条件があります。 当日預かり・当日装着なら歯科技工加算1として55点を加算でき、前日預かり・翌日装着なら歯科技工加算2として35点を加算できます。施設基準への届出が前提であることも忘れずに確認しましょう。 note(https://note.com/e_dental8020/n/n4c707503b1c1)
新製有床義歯管理料(B013)は、新たに製作した義歯を装着した後に、患者や家族へ取り扱い・保存・清掃方法を指導し、その内容を文書で提供した場合に算定できます。 文書の写しをカルテへ添付することが算定の必須条件です。これが条件です。 wic-net(https://www.wic-net.com/material/document/23636/44)
困難な場合(230点)とそれ以外の場合(150点)の2段階があり、判断基準は装着した義歯の歯数のみです。 showa-d-dousou(https://www.showa-d-dousou.jp/infomation/wp-content/uploads/2021/04/v25.pdf)
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見落とされがちな点として、同一初診内で前回の義管算定から1年未満は再算定できないというルールがあります。 例えば患者さんが義歯を作り替えたとしても、前回の義管算定から12か月が経過していなければ算定できません。1年という期間は意外と短く感じるかもしれませんが、カルテ管理で把握しておけば対策できます。 showa-d-dousou(https://www.showa-d-dousou.jp/infomation/wp-content/uploads/2021/04/v25.pdf)
なお、有床義歯の新製が予定されている月に旧義歯の修理(M029)を行った場合でも、歯科口腔リハビリテーション料1を算定し、新製義歯装着時に改めて新製有床義歯管理料を算定することが認められています。 shirobon(https://shirobon.net/medicalfee/latest/shika/r06_shika/r06s_ch2/r06s2_pa1/r06s21_B013.html)
有床義歯長期管理料は、新製義歯の装着月から3か月後以降、かつ同一初診内で1年以内に、月1回を限度として算定できる管理料です。 点数は60点と小さく見えますが、継続して算定できれば年間で720点(60点×12か月)になり、積み上げとしては無視できません。これは使えそうです。 satte-dental(http://www.satte-dental.jp/kaiin/tensuu.pdf)
satte-dental(http://www.satte-dental.jp/kaiin/tensuu.pdf)
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satte-dental(http://www.satte-dental.jp/kaiin/tensuu.pdf)
osk-hok(https://osk-hok.org/old/hokenishinbun/pdf/110315_1069/110315_1069_04.pdf)
長期管理加算を初めて算定する際には、患者の治療経過・口腔の状態を踏まえた今後の口腔管理に関する留意事項を、患者に説明してカルテに要点を記載する必要があります。 この記録が漏れると、加算分が認められないリスクがあります。記録は必須です。 hhk(http://www.hhk.jp/member/hoken-seikyu-qa/shika/210825-100000.php)
また、有床義歯管理料(義管B)を算定するには「義歯不適合」等、義歯に起因する疾患名が必要です。Dul病名のみでは算定できません。 病名の記載漏れは返戻の典型パターンの一つですので、確認を習慣化することが重要です。 dnet.or(http://www.dnet.or.jp/member/hokenn/date/325.pdf)
以下の参考リンクでは、令和6年度版の算定要件詳細や疑義解釈を確認できます。
有床義歯(M018)の保険点数表・算定要件の詳細(しろぼんねっと)。
https://shirobon.net/medicalfee/latest/shika/r06_shika/r06s_ch2/r06s2_pa12/r06s2c_sec1/r06s2c1_cls3/r06s2c13_M018.html
有床義歯修理(M029)の算定要件・加算の詳細(しろぼんねっと)。
https://shirobon.net/medicalfee/latest/shika/r08_shika/r08s_ch2/r08s2_pa12/r08s2c_sec1/r08s2c1_cls5/r08s2c15_M029.html
新製有床義歯管理料(B013)の算定要件(しろぼんねっと)。
https://shirobon.net/medicalfee/latest/shika/r06_shika/r06s_ch2/r06s2_pa1/r06s21_B013.html
近年、デジタル歯科技術の普及により3次元プリント(3Dプリント)による有床義歯が保険適用されました。 この3次元プリント有床義歯は、「総義歯の点数を準用して算定する」というルールがあります。つまり局部義歯であっても総義歯と同じ2,184点で算定できる仕組みです。 shaho.co(https://www.shaho.co.jp/wp-content/uploads/2025/12/100078_071203.pdf)
ただし算定には重要な条件があります。 shaho.co(https://www.shaho.co.jp/wp-content/uploads/2025/12/100078_071203.pdf)
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「上下顎で同日装着が条件」という点は、現場で患者対応する際のスケジュール調整に直結します。片顎だけ先に装着してしまうと算定要件を満たせなくなるため、事前の治療計画の段階で把握しておく必要があります。これだけ覚えておけばOKです。
間接法による義歯修理については、印象採得と床修理を同日に行う場合、レセプトに「長時間患者待機」または「一日二度来院」等の摘要記載が必要です。 この記載がないと返戻の対象となります。実際の現場では同日に処置を完結させるケースも多く、記載忘れによる返戻が発生しやすい場面です。 dnet.or(http://www.dnet.or.jp/member/hokenn/date/325.pdf)
義歯修理と補綴診断料(補診)の関係についても注意が必要です。義歯修理を算定した場合、必ずしも補診が算定できるわけではなく、「義歯修理=補診算定可」という思い込みが返戻の原因になります。 病名・処置内容・記載要件を一つひとつ確認する姿勢が、算定精度を高める近道です。 note(https://note.com/e_dental8020/n/n4c707503b1c1)
有床義歯床下粘膜調整処置を行っている期間は、有床義歯管理料・有床義歯長期管理料を別途算定できません。 処置の種類が変わるタイミングで算定できる項目が切り替わるため、処置フローの管理が算定漏れ防止の鍵になります。厳しいところですね。 osk-hok(https://osk-hok.org/old/hokenishinbun/pdf/110315_1069/110315_1069_04.pdf)
| チェック項目 | 内容 |
| ------- | ------------------------------------- |
| 🔢 OD値 | 使用レーザーの出力に対応した数値か確認。非レーザー光源ならOD3以上が目安 |
| 📡 保護波長 | 使用機器の発振波長をすべてカバーする眼鏡か確認 |
| 😊 装着感 | 長時間の診療でもズレない、疲れにくいフィット感があること |