サクソンテスト やり方 口腔乾燥 判定 基準

サクソンテスト やり方を歯科医療従事者向けに整理し、ガーゼの条件、2分間の手順、2g/2分以下の判定、ガムテストとの使い分けまで現場目線で解説します。測り方の差で評価が変わる点を見落としていませんか?

サクソンテスト やり方

あなたの測り方次第で陽性が陰性に変わります。


3ポイント要約
🧪
手順の核心

乾燥ガーゼを2分間、一定速度で咬ませ、回収後の重量増加で刺激時唾液量をみます。

📏
判定の目安

日本老年歯科医学会の資料では2g/2分以下が口腔乾燥の判定基準です。

⚠️
見落としやすい点

ガーゼの種類や大きさで結果がぶれるため、院内で条件統一しないと比較不能になります。


サクソンテスト やり方と判定 基準



サクソンテストは、乾燥したガーゼを2分間一定の速度で噛んでもらい、ガーゼに吸収された唾液の重量増加を測る方法です。SS-info.netでも、重量増加が2g以下ならサクソンテスト陽性とされ、日本老年歯科医学会口腔機能低下症の資料でも2g/2分以下が判定基準として示されています。 ss-info(https://ss-info.jp/shindantotiryo/shindantotiryo02.html)


ここが基本です。
歯科の現場では「口が乾く」という自覚症状だけで進めると、粘膜所見と数字がずれることがあります。数値化しておくと、初診時の説明だけでなく、保湿剤の導入後や生活指導後の再評価にも使いやすくなります。 mhlw-grants.niph.go(https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2016/162051/201610040B_upload/201610040B0010.pdf)


一方で、サクソンテストは何でも同じ条件で測れる検査ではありません。日本老年歯科医学会の資料には、2gのガーゼ、タイプIII医療ガーゼ、7.5cm四方、12Plyを用いること、さらに「ガーゼの種類、大きさによるので、要注意」と明記されています。 ss-info(https://ss-info.jp/shindantotiryo/shindantotiryo02.html)


つまり条件統一です。
この注意書きは軽く見られがちですが、院内でガーゼ規格が日によって違うだけで、前回との比較が崩れます。患者説明で「今日は改善しました」と言い切る前に、同じガーゼ、同じ時間、同じ回収方法かをそろえる必要があります。 ss-info(https://ss-info.jp/shindantotiryo/shindantotiryo02.html)


サクソンテスト やり方の手順とガーゼ

実施手順はシンプルですが、再現性を出すには流れを固定したほうが安全です。乾燥重量を測ったガーゼを渡し、患者に2分間、一定の速度で噛んでもらい、終了後はガーゼと口腔内に残った唾液をまとめて回収し、増加重量を算出します。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=YygbeRRQDSU)


結論は回収までです。
動画教材では、1秒に1回のリズムで2分間噛むこと、途中で唾液を飲み込まないこと、最後に口腔内に残った唾液も一緒に出すことが示されています。大分大学資料でも60回/分の速度に合わせる説明があり、速度管理を入れるだけで術者間差を減らしやすくなります。 med.oita-u.ac(http://www.med.oita-u.ac.jp/oralsurg/allpdf/sikaigeppou/2018/%E7%AC%AC2%E5%9B%9E%E3%80%80%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4.pdf)


ここでありがちなミスは、患者が飲み込んだ唾液を見逃すことです。たとえば2分という短時間でも、嚥下を数回はさんだだけでガーゼ重量は軽くなり、境界値の症例では2.3gが1.9gになるような逆転も起こりえます。厳しいところですね。


そのズレを減らすには、検査前説明を1枚の定型文で統一するのが有効です。検査の場面でのリスクを減らし、再検率を下げる狙いなら、タイマーとメトロノーム機能があるスマホアプリを1つ決めて使う、これだけで十分です。これは使えそうです。


サクソンテスト ガムテスト 口腔乾燥の違い

唾液分泌量の評価では、ガムテストとサクソンテストが並んで扱われます。SS-info.netでは、ガムテストは無味ガムを10分間噛んで集めた唾液が10mL以下なら陽性、サクソンテストは2分で2g以下なら陽性と整理されています。 mhlw-grants.niph.go(https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2016/162051/201610040B_upload/201610040B0010.pdf)


サクソンテストは、時間が短い点が現場向きです。10分間のガムテストよりチェアタイムを圧縮しやすく、義歯や咀嚼条件の影響を見ながら短時間で刺激時唾液量を把握したい場面に向きます。 mhlw-grants.niph.go(https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2016/162051/201610040B_upload/201610040B0010.pdf)


ただし、ガムテストとサクソンテストは完全な代替ではありません。シェーグレン症候群診療ガイドラインでは、唾液分泌量をみる口腔検査として両者が推奨されており、後方視的コホート研究では一次性シェーグレン症候群患者でガムテストよりサクソンテストの感度が高かったという記載もあります。 shindan.co(https://www.shindan.co.jp/view/2303/pageindices/index4.html)


つまり使い分けです。
口腔乾燥感の訴えが強いのに所見が乏しい症例、あるいはシェーグレン症候群の拾い上げを意識する症例では、どちらか一方だけで安心しないほうが安全です。歯科単独で抱え込まず、眼症状や自己抗体の情報につなげる視点があると診療の質が上がります。 shindan.co(https://www.shindan.co.jp/np/filedata/00273200_1.pdf)


この部分の参考です。口腔検査の位置づけとガムテスト・サクソンテストの基準が整理されています。
診断方法 | SS-info.net


サクソンテスト シェーグレン症候群と診断

サクソンテストは、単独でシェーグレン症候群を確定する検査ではありません。SS-info.netでは、病理組織検査、口腔検査、眼科検査、血液検査の4項目のうち、いずれか2項目以上が陽性ならシェーグレン症候群と診断すると説明されています。 mhlw-grants.niph.go(https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2016/162051/201610040B_upload/201610040B0010.pdf)


単独診断はできません。
この点を曖昧にしたまま患者へ「シェーグレンかもしれません」と伝えると、不安だけを強めることがあります。歯科での役割は、口腔乾燥を客観化し、必要な連携先につなぐ入口をつくることです。 mhlw-grants.niph.go(https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2016/162051/201610040B_upload/201610040B0010.pdf)


診療ガイドライン2017年版では、シェーグレン症候群の診断や治療方針の決定に有用な口腔検査として、吐唾法、サクソンテスト、ガムテスト、口唇腺生検が推奨されています。2025年版の資料でも、付録にサクソンテストが継続して位置づけられており、古い検査だから不要という扱いではありません。 shindan.co(https://www.shindan.co.jp/np/filedata/00273200_1.pdf)


意外ですね。
歯科外来では新しい機器に意識が向きがちですが、ガーゼと秤でできる検査が今もガイドライン上で意味を持っています。設備投資が大きくなくても、標準化された運用ができれば十分に価値を出せるということです。 shindan.co(https://www.shindan.co.jp/np/filedata/00273200_1.pdf)


この部分の参考です。診療ガイドライン上の口腔検査の位置づけを確認できます。
(旧版)シェーグレン症候群診療ガイドライン2017年版 | Minds


サクソンテスト 院内運用と記録のコツ

検索上位の記事では手順の説明で終わることが多いのですが、実務では「どう記録し、どう比較するか」が抜けると検査の価値が半減します。少なくとも、実施日時、検査前の飲食状況、使用ガーゼ規格、2分間完遂の可否、嚥下の有無、回収方法、測定値を同じ書式で残したいところです。 ss-info(https://ss-info.jp/shindantotiryo/shindantotiryo02.html)


記録が条件です。
たとえば同じ患者でも、午前と午後、服薬直後と服薬前、緊張の強い日と落ち着いた日では唾液分泌量がぶれます。数値だけをカルテに1行で残すと、あとで「なぜ今回だけ悪いのか」が追えなくなります。


口腔機能低下症の文脈では、口腔乾燥だけで完結しません。日本老年歯科医学会の資料では、口腔機能低下症は7項目中3項目以上の低下で診断し、6か月後に再評価、管理中項目は3か月ごとに検査可能とされています。 ss-info(https://ss-info.jp/shindantotiryo/shindantotiryo02.html)


つまり単発で終えないことですね。
サクソンテストを単独イベントとして扱うより、舌圧、咀嚼、嚥下、栄養指導とつながる流れに入れたほうが、患者にもスタッフにも意味が伝わりやすくなります。あなたの医院で運用するなら、口腔乾燥のリスクを見逃さず継続管理につなぐ狙いで、検査テンプレートをカルテに固定登録する、この1アクションが最も効率的です。 ss-info(https://ss-info.jp/shindantotiryo/shindantotiryo02.html)


この部分の参考です。口腔乾燥評価の基準値と、口腔機能低下症の検査運用がまとまっています。
口腔機能低下症 保険診療における検査と診断(日本老年歯科医学会)






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