実は、ユニブロック ヒロセを正しく使えば、補綴物の製作時間を従来比で最大40%短縮できます。
歯科用CAD/CAMブロックは、素材の種類によって切削加工のしやすさや仕上がりが大きく異なります。ユニブロック ヒロセは、PMMA(アクリル樹脂)やハイブリッドレジン系素材をベースとしており、ユニバーサル対応のCAD/CAM切削機であれば機種を問わず使用できる汎用性の高さが特長です 。 shop.pdr.co(https://shop.pdr.co.jp/goods/index.html?ggcd=series-11208)
切削時の摩耗が少なく、工具の消耗を抑えられるのも見逃せません。これは運用コストの削減に直結します。
一般的なレジンブロックの曲げ強度は150〜200MPa前後が目安とされており 、ユニブロック ヒロセはこの範囲内で高い安定性を発揮します。強度が高すぎると天然歯を傷める可能性があるため、適度な硬度バランスは補綴材料として重要な条件です。 shop.pdr.co(https://shop.pdr.co.jp/goods/index.html?ggcd=series-11208)
つまり、汎用性と品質を両立した素材です。
補綴物の「色が合わない」というクレームは、歯科医院にとってゼロにしたいトラブルのひとつです。ユニブロック ヒロセは複数の色調バリエーションを用意しており、シェードガイドに基づいたA1・A2・A3などの基本ラインナップを網羅しています 。 yamahachi-dental.co(https://yamahachi-dental.co.jp/products/%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF/)
意外ですね。色調選択のミスは技術的な問題よりも「素材ラインナップ不足」が原因になることが多いです。
前歯部の審美補綴では、単純な色調だけでなく透明感の再現が求められます。ユニブロック ヒロセの素材はガラスフィラーを含む構造を持つものが多く、この透明感の表現に貢献します 。特にセラミック系ブロックと比較すると加工時間が短い点も、クリニック内技工(チェアサイドCAD/CAM)との相性が良いといえます。 dentsplysirona(https://www.dentsplysirona.com/ja-jp/discover/discover-by-category/restorative/cad-cam-materials-for-the-dental-practice.html)
| 素材タイプ | 曲げ強度の目安 | 審美性 | 加工のしやすさ |
|---|---|---|---|
| PMMAレジンブロック | 〜130MPa | △(透明感やや低い) | ◎ |
| ハイブリッドレジンブロック | 150〜200MPa | ○ | ○ |
| ジルコニアブロック | 900MPa以上 | ○〜◎ | △(ミリング時間が長い) |
| 二ケイ酸リチウムブロック | 300〜400MPa | ◎ | ○ |
歯科技工士の観点では、「加工しやすく、仕上がりが予測できる」素材の安心感は非常に大きいです。これは使えそうです。
暫間クラウンと最終補綴物では、求められる素材特性がまったく異なります。ユニブロック ヒロセにはPMMA系(暫間用)とハイブリッドレジン系(最終修復用)のラインがあり、用途に応じた使い分けが可能です 。 yamahachi-dental.co(https://yamahachi-dental.co.jp/products/%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF/)
暫間補綴にPMMA系ブロックを使う場合、製作は容易ですが長期使用には向きません。目安として3〜6ヶ月が使用限度の目安とされています。
最終修復にはハイブリッドレジン系が適しており、小臼歯のCAD/CAM冠であれば保険適用の対象になる場合があります。これは歯科医院の収益管理においても重要な知識です。
暫間と最終の区別が基本です。
ブロック素材の選定ミスは、見えないコストを生みます。たとえば、暫間用PMMAブロックを誤って最終補綴に使用した場合、再製作が必要になり材料費と技工時間が2倍かかることになります。
厳しいところですね。1件の補綴物再製作で発生するコストは、素材代・人件費合計で数千円〜1万円以上になることも珍しくありません。
さらに、患者さんへの説明と謝罪対応にかかる時間も無形のコストです。信頼を失うリスクは数字で測れません。ユニブロック ヒロセを導入する際は、用途別の在庫管理ルールを院内で明確にしておくことが重要です。
具体的には、次のポイントをチェックリスト化しておくと効果的です。
素材管理が収益管理です。
多くの解説記事では語られない視点があります。それは「既存のCAD/CAMソフトウェアとの互換性確認」です。同じユニバーサル対応ブロックでも、設計ソフト側のライブラリにブロックのプロファイルデータが登録されていないと、切削精度が想定より低下するケースがあります。
これは盲点です。ソフトウェアのバージョンアップで対応されることが多いですが、確認を怠ると「素材のせいでない精度不良」が発生することも。
また、切削機のスピンドル消耗状況もブロック選択に影響します。硬度の高いブロックを旧型の切削機で加工し続けると、スピンドルの寿命を縮める原因になります。ユニブロック ヒロセを導入する際は、メーカーや販売店に「現在使用している切削機のモデルと状態」を明示して問い合わせるのが確実です。
確認が1ステップ増えるだけで、大きなトラブルを回避できます。投資対効果を最大化するには、導入前の情報収集が唯一の近道です。