オーラルクロマ検査を2,000円で出すと、知らないうちに赤字になります。
オーラルクロマのメーカー公表価格は、税別で約780,000円とされています。 fordynet.fordy(https://fordynet.fordy.jp/storage/campaigns/20190620100448.pdf)
この金額はチェア1台分の基本ユニットほどではないものの、小規模歯科医院にとっては「気軽にポンと出せる」水準ではありません。
たとえば5年償却で考えると、単純計算で年間156,000円、月あたり約13,000円が機器の回収コストに相当します。
つまり「月に5人だけ測れればいいか」という感覚だと、1回あたり2,600円以上を機器償却だけで回収する計算になります。
つまり機器価格だけでも、それなりの患者数か単価設定が必要ということですね。
ここに加えて、医院は消費税、金利、リース手数料なども意識する必要があります。
リースで導入する場合、月々の支払が一定になる代わりに総額はやや高くなりやすく、実質的な「オーラルクロマの価格」は800,000円を超えるケースも現実的です。
導入直後からフル稼働するケースは少ないため、初年度は赤字覚悟で「認知拡大の投資」と割り切る医院もあります。
この前提を押さえていないと、「本体は買ったけど、検査は年に数件」という状態で、結果的に高額な置物になりかねません。
結論は、導入前に「月何件・いくらで・何年間で回収するか」をざっくり数値で決めておくことです。
一般向け情報を見ると、オーラルクロマ等による口臭測定の自費料金は「数百〜数千円」と幅広く、例として550円から3,300円程度までの設定が紹介されています。 biiki.ueb-a(https://biiki.ueb-a.com/?p=13583)
具体的には、大学関連診療所で「オーラルクロマ 550円(税込)」と明示しているケースや、一般歯科で「口臭測定 2,000円(税込)」「オーラルクロマによる測定と説明 2,000円」などが見られます。 kanda-dental(https://kanda-dental.com/breth/)
一見すると、1,000〜2,000円前後なら患者さんの心理的ハードルも低く、「気軽に追加しやすいオプション」に見えます。
しかし、ここにシリンジ代や人件費、機器償却を含めると、500〜1,000円といった低価格帯は実質ほぼボランティアに近い原価構造になります。
つまり安くしすぎると、検査をやればやるほど時間単価が下がるということですね。
メーカー資料では、ガス採取用の専用シリンジ100本が2,400円と記載されており、1本あたり24円程度です。 2021.metalfree(https://2021.metalfree.net/wp-content/uploads/2021/11/OralchromaCHM2_flyer_2016.01.22-10.pdf)
ここにグローブやディスポ品、滅菌の手間を加えると、消耗品だけで1回数十円〜100円前後はかかっていると考える方が現実的でしょう。
さらに、測定から結果説明までに30分程度を見込む医院もあり、「30分で2,000円」の売上だとチェアタイムとしてはかなり厳しい水準です。 kanda-dental(https://kanda-dental.com/breth/)
チェアを占有せずカウンセリングルームで行うなど工夫すれば別ですが、他の保険診療と同じ時間枠で考えると、時間当たり収益が見劣りしがちです。
結論は、原価とチェアタイムを意識しないまま周囲の相場だけで価格を決めるのは危険ということです。
オーラルクロマを含む専用機器による口臭測定は、多くの医療機関で自費扱いとなっており、「保険適用されない検査」として位置づけられています。 biiki.ueb-a(https://biiki.ueb-a.com/?p=13583)
これは、口臭検査が保険上の汎用検査とは異なり、「診断補助」として任意性の高い検査とみなされやすいことが背景にあります。 biiki.ueb-a(https://biiki.ueb-a.com/?p=13583)
初診や基本的な歯周病検査、原因治療の一部は保険で算定できますが、オーラルクロマ測定そのものを保険点数でカバーしようとするのは、実務上かなり難しい領域です。
そのため、「保険で全部できると思っていた」という患者さんに対して、後から自費説明を行うとトラブルの火種になりやすくなります。
オーラルクロマは保険でできる、という説明は避けるべきということですね。
一方で、保険診療の中で「必要な基礎検査」はしっかり行い、そのうえで数値の可視化を希望する方に自費のオプションとして提示する流れは、患者満足度とコンプライアンスの両立に有効です。 biiki.ueb-a(https://biiki.ueb-a.com/?p=13583)
ここで重要なのは、「何が保険で、何が自費なのか」を事前に明確に言語化し、受付・歯科衛生士・歯科医師の間で説明を統一しておくことです。
価格表やサイトに「オーラルクロマ:○○円(税込)※保険適用外」とはっきり明記しておけば、誤解によるクレームを減らせます。 yamadashika5454(https://www.yamadashika5454.com/prevent)
法的リスクは小さい検査ですが、料金説明の不備から「説明義務」の問題に発展する余地はゼロではありません。
診療前に見せる料金案内に、オーラルクロマの価格と保険適用外である旨を必ず含めておくことが原則です。
単回のオーラルクロマ検査だけで高い単価を設定しにくい場合、「初回検査+カウンセリング+再測定」をまとめたコース設計が現実的な選択肢になります。 biiki.ueb-a(https://biiki.ueb-a.com/?p=13583)
一般向けの口臭外来では、初診・機器検査・クリーニングをまとめて数万円の自費コースとして提示し、フォローアップの再測定だけを数千円にする形も紹介されています。 biiki.ueb-a(https://biiki.ueb-a.com/?p=13583)
このような設計にすると、オーラルクロマ単体の価格は相場から大きく逸脱させずに、トータルでの収益性を高めやすくなります。
また、患者さんにとっても「検査だけで終わる」のではなく、「原因説明と具体的な改善ステップまでを含んだサービス」として受け止めやすくなります。
結論は、オーラルクロマはコースの中核として使うと価値が上がるということです。
再測定を組み込む場合は、「初回から3か月後に1回」「治療終了時に1回」など、あらかじめ回数とタイミングを決めて提案しておくと、患者側も計画しやすくなります。 biiki.ueb-a(https://biiki.ueb-a.com/?p=13583)
このとき、各回の検査料金だけでなく、「総額いくらで、何回測るのか」をシンプルな表にして提示すると誤解が生じにくくなります。
歯科衛生士主導での生活指導やメインテナンスとセットにすることで、患者教育の効果も高まります。
一方で、再測定を細かく入れ過ぎると、「検査ばかりで終わらない」という印象を与えかねない点には注意が必要です。
つまり、再測定は目的と回数を絞ったうえで提案するのが基本です。
オーラルクロマ導入のメリットは、単純な検査収益だけでなく、「口臭外来」「予防歯科」「審美・インプラント後の長期管理」といったブランディングにも波及します。 yamadashika5454(https://www.yamadashika5454.com/prevent)
たとえば、ホワイトニングや審美修復を希望する患者さんにとって、「見た目」と同時に「口臭」も改善したいというニーズは少なくありません。
そこで、審美治療カウンセリングのオプションとしてオーラルクロマ測定を組み込めば、「見た目+におい」をセットで管理できる医院としての印象を強められます。
また、大学歯科診療所のように、比較的低価格(550円など)で測定を提供している施設が存在することを逆手に取り、「より丁寧なカウンセリングと長期フォロー」を差別化ポイントにすることも可能です。 dental-office.kobe-tokiwa.ac(https://dental-office.kobe-tokiwa.ac.jp/treatment/)
いいことですね。
さらに、オーラルクロマの数値経過を写真やグラフにしてカルテや説明用ツールに残せば、衛生士のモチベーション向上にもつながります。
「前回よりメチルメルカプタンがこれだけ下がりました」と可視化できれば、患者さんの行動変容も引き出しやすくなります。 biiki.ueb-a(https://biiki.ueb-a.com/?p=13583)
このような「体験価値」を意識して料金を設定すれば、単純な検査料金の比較だけで他院と競争する必要はなくなります。
オーラルクロマを導入するかどうか迷っている段階であれば、「何人のどんな患者さんに、どんな文脈で使うか」を具体的にイメージしておくと失敗が減ります。
結論は、価格設定より先に「医院としての使い方の物語」を描くことが重要です。
オーラルクロマの自費運用や価格設計の背景を、より詳しく解説している一般向け記事です(自費相場と保険外になる理由の参考になります)。
口臭外来は保険適用される?費用相場と、まず一般歯科でよいケース – Biiki(オーラルクロマ等の費用説明)