あなたは術後管理を誤ると失明リスクが3倍です
ppv(硝子体手術)は、眼球内部のゼリー状組織である硝子体を除去し、網膜や黄斑の疾患を直接治療する手術です。糖尿病網膜症や網膜剥離、黄斑円孔などが主な適応で、年間日本でも数十万件レベルで行われています。かなり一般的です。
手術は直径0.5mm程度の器具を使い、3か所に小さな穴を開けて行います。局所麻酔が主流で、手術時間は30分〜2時間程度です。日帰りもあります。
歯科従事者の視点では、外科処置でありながら「術後体位管理」が重要な点が特徴です。つまり姿勢です。これは歯科にはない概念です。
ppvが適応される代表例は以下です。
・網膜剥離(発症率は1万人に1人程度)
・糖尿病網膜症(進行例では約20〜30%が手術対象)
・黄斑円孔や黄斑上膜
特に糖尿病網膜症は歯科とも関連が深く、歯周病と相関があることが知られています。意外ですね。
歯科医院で糖尿病患者を診る際、視力低下を訴えている場合は注意が必要です。眼科受診の提案です。これだけ覚えておけばOKです。
合併症は軽視できません。主なものは以下です。
・術後感染(約0.05〜0.1%)
・網膜再剥離(約5〜10%)
・白内障進行(50%以上で発生)
特に感染性眼内炎は、発症すると視力を大きく失う可能性があります。重いです。
歯科との関係で重要なのは「菌血症」です。抜歯や歯周治療後に菌が血流に入ると、術後の眼に影響するリスクがあります。タイミングが重要です。
術前後の歯科治療は、最低でも1〜2週間空けるのが一般的です。これが基本です。
費用は保険適用で3割負担の場合、約5万〜15万円程度です。手術内容や入院日数で変動します。思ったより高いですね。
例えば単純な硝子体手術なら約5万円前後ですが、網膜剥離など複雑なケースでは10万円を超えることもあります。差が大きいです。
高額療養費制度を使えば、月の上限は約8万円程度に抑えられるケースもあります。ここが重要です。
費用負担のリスクに対しては「事前に限度額認定証を申請する」という行動が有効です。入院時の支払いを抑える狙いで、健康保険の窓口で確認するだけです。これで安心です。
術後はガスやシリコンオイルを眼内に入れるため、特定の姿勢を維持する必要があります。例えばうつ伏せ姿勢を1日数時間、1週間以上続けることもあります。かなり大変です。
この状態で歯科治療を行うと、体位が崩れたり眼圧に影響する可能性があります。危険です。
特に術後1週間は歯科処置を避けるのが一般的です。これが原則です。
どうしても必要な場合は、短時間・仰臥位回避・頭部角度調整などの配慮が必要になります。連携が重要です。
参考:硝子体手術の詳細と術後管理の解説
https://www.nichigan.or.jp/public/disease/retina/vitreous_surgery.jsp