あなたの測定方法だと年間20万円損してます
ブリネル硬さ試験機は大きく3つの構造で成り立っています。圧子、荷重機構、測定系です。圧子は直径10mmの鋼球または超硬球が一般的で、材料に押し込む役割を持ちます。ここが最重要です。
荷重機構は500kgf〜3000kgf程度の力を一定時間加える仕組みで、油圧式や重錘式が主流です。荷重が不安定だと結果がブレます。つまり安定荷重が基本です。
測定系ではできたくぼみの直径を測り、専用の計算式でHBW値を出します。最近はデジタル測定が増えています。ここでの誤差が結果に直結します。結論は測定精度です。
原理はシンプルですが重要です。硬さは「くぼみの大きさ」で決まります。荷重をかけてできた圧痕の直径を測定し、表面積で割ることで硬さを算出します。これは面圧の考え方です。
例えば3000kgfで押し込んで直径が5mmなら、柔らかい材料と判断されます。逆に小さいほど硬いです。つまり小さいほど硬いです。
計算式は少し複雑ですが、現場では表や自動計算が一般的です。JIS Z 2243に基づく方法です。規格遵守が前提です。これが条件です。
圧子は鋼球と超硬球の2種類があります。昔は鋼球が主流でしたが、現在は超硬球が一般的です。理由は摩耗です。鋼球は繰り返し使用で変形します。ここが盲点です。
例えば100回以上使うと、直径が微妙に変わるケースがあります。その結果、測定値が数HBズレることがあります。これは痛いですね。
硬い材料(HBW300以上)では必ず超硬球を使う必要があります。これは規格でも決まっています。超硬球が原則です。
荷重条件は結果に直結します。材料ごとに適正荷重があります。例えば鋼なら3000kgf、アルミなら500kgf程度です。間違えると精度が崩れます。
さらに保持時間も重要です。通常は10〜15秒ですが、短すぎると塑性変形が不十分になります。長すぎても影響が出ます。時間管理が重要です。
実際、保持時間が5秒違うだけで硬さが5〜10HB変わるケースがあります。これは意外ですね。時間管理が基本です。
現場で多いミスは表面状態の無視です。スケールや油膜があると正確に測れません。必ず研磨や脱脂が必要です。ここを省くと誤差が出ます。
もう一つは試験位置です。端部や曲面では正しい値が出ません。最低でも圧痕直径の2.5倍以上離す必要があります。これがルールです。
測定ミスによる再加工やクレームはコスト増につながります。このリスク回避として、測定前チェックリストの導入が有効です。狙いは再測定防止です。チェック表を1枚作るだけでOKです。これは使えそうです。