あなた、OHI-S計算を省略すると患者クレームで再診増えます
OHI-SはSimplified Oral Hygiene Indexの略で、口腔衛生状態を数値化する指標です。6歯面を対象に、Debris Index(DI-S)とCalculus Index(CI-S)をそれぞれ0〜3で評価します。合計後に平均を取る流れです。ここが出発点です。
具体的には、上顎6番頬側・上顎1番唇側・上顎6番頬側、下顎6番舌側・下顎1番唇側・下顎6番舌側の計6面を観察します。例えば、DI-S合計が6なら平均は1.0です。CI-Sも同様です。つまり平均値です。
最終的にOHI-Sは、DI-S平均+CI-S平均で算出されます。最大値は6です。0に近いほど良好です。結論は単純です。
この評価を正確に行うことで、患者説明の説得力が変わります。数値で示せるのが強みです。視覚化できると強いです。
OHI-Sの判定は一般的に、0〜1.2が良好、1.3〜3.0が中等度、3.1以上が不良とされます。この区分は臨床判断に直結します。ここは重要です。
例えば、OHI-Sが2.5の患者は中等度です。この場合、TBIだけでなくスケーリング指導も検討します。数値が行動を決めます。つまり基準です。
一方で、同じ2.5でも内訳がDI-S2.0+CI-S0.5なのか、その逆なのかで対応は変わります。プラーク主体か歯石主体かで指導内容が異なるためです。ここが落とし穴です。
評価基準を正しく使うことで、過剰処置や説明不足を防げます。これはリスク回避です。判断材料になります。
現場で多いのが「合計値のまま評価する」ミスです。6歯面の合計をそのまま使うケースです。これは誤りです。
例えば、DI-S合計が9の場合、正しくは9÷6で1.5です。しかし合計9のまま扱うと、実際より悪化して見えます。評価がズレます。ここは注意です。
また、未評価歯がある場合に6で割ってしまうのも典型的なミスです。実際に評価した歯面数で割る必要があります。これが条件です。
このズレがあると、患者説明で「前回より悪化」と誤認される可能性があります。結果として再説明やクレーム対応が増えます。痛いですね。
なぜ6歯面なのか。これは代表性を持たせるためです。全歯評価は現実的ではありません。効率重視です。
選ばれている歯は、プラークや歯石が付着しやすい部位です。例えば下顎前歯舌側は歯石沈着が多い部位です。典型例です。
この6部位を評価することで、口腔全体の傾向を短時間で把握できます。約1〜2分で評価可能です。時短になります。
ただし、矯正装置装着者や欠損が多い患者では代表性が崩れることがあります。その場合は補足評価が必要です。例外があります。
OHI-Sは単なる評価ではなく、行動変容ツールとして使えます。数値化がカギです。ここが本質です。
例えば初診時OHI-Sが3.2の患者に対し、1か月後2.0に改善した場合、具体的な成果として提示できます。患者のモチベーションが上がります。いいことですね。
このときのリスクは「改善が見えない」ことです。曖昧な説明では行動は変わりません。そこで、口腔管理ソフトやアプリで数値履歴を記録することで、視覚的に提示できます。これは有効です。
また、保険診療においても、指導の根拠として記録を残すことは重要です。監査対応にも役立ちます。つまり防御です。