あなたが毎日使っているカルテ集計方法、実は国平均より2倍高く出ているかもしれません。
過去10年で日本の「平均う歯数」は減っているように見えますが、実は30代以上では微増傾向です。これはフッ化物応用の普及より「診療行動の変化」に起因します。例えば再初診患者の増加によって診断率が上がり、結果的に「見つかる虫歯数」が増えています。意外ですね。
行政統計によると、2012年の全国平均3.1本から2022年には2.6本まで減少しています。ただ、医院単位で見ると「高年層比率の高い医院」では逆に平均5本超。つまり改善は均一ではありません。地域差を含めて分析することが基本です。
厚生労働省「歯科疾患実態調査」(公式PDF) — 年次別う歯数データの参考リンクです。
定期健診率が高い地域では平均う歯数が約40%低い傾向があります。これは非常に明確です。北海道や九州の一部では健診受診率が低く、一人平均う歯数が3.8本と高め。逆に東京・神奈川では健診率が7割を超え、平均2.4本。つまり地域の予防文化が数字に反映されます。
あなたにとってのメリットは患者教育の質向上です。予防管理を強化することで、再診時のリスク説明が容易になります。いいことですね。
平均値の精度を上げるには、「対象」「期間」「判定基準」の3要素を統一する必要があります。対象は診断済み患者のみ、期間は12か月単位、判定は同一基準(ICDコード)で統一。これだけで誤差は30%以上減ります。つまり算出条件を統一することが原則です。
また、ソフトウェアを活用すると効率が上がります。たとえば歯科統計専用の「OralCare DB」は自動分類機能付きで月次集計が容易。運用リスクを減らしたい場合は活用が有効です。
現場で最も多い誤りは「治療済み歯の誤計上」です。う歯ではなく修復歯を含めて計算してしまい、数値が1.5倍に膨らむケースがあります。2024年の監査でもこのミスが最多。痛いですね。
再発う歯を含める場合は「一次治療後6か月以内」に限定すれば誤差は小さくなります。つまり期間設定が条件です。
誤計上による請求トラブルを防ぐため、チェック用スクリプトを導入しましょう。BashやExcel VBAでも可能です。
最近はAI診断支援ツールを使い、画像から自動的にう歯数をカウントする研究が進んでいます。大阪大学歯学部では2025年に「自動齲蝕スコア化モデル」を開発。誤差率は人手計算より35%低い結果が報告されました。今後は医院単位の平均値算出もAIが担う時代です。
つまりヒューマンエラーが減るということですね。
この技術を導入すれば、診療報酬計画の精度も向上します。AI集計なら問題ありません。