コスト重視の方は必見です。
あなたの医院に最適な商品は本当にダイソーにあるのでしょうか?
ダイソーの100円フェイスシールド、3時間超の診療では耐久性が不足します。
ダイソーでフェイスシールドを探すとき、多くの方が店内を迷ってしまいます。基本的にマスクや衛生用品が並ぶ棚に置いてあることが多いのですが、時期によっては店頭の目立つ場所や特設コーナーに移動していることもあるからです。
店舗ごとにレイアウトが異なるため、一概に「ここ」とは言えない面があります。大型店舗では衛生用品コーナーが広く取られており、マスクの隣に配置されているケースが大半です。一方、小型店では医療関連商品が一か所にまとめられていることもあります。
見つからない場合は、店員に尋ねるのが確実です。ただし、ダイソーは電話での在庫確認サービスを終了しました。全ての店舗で共通して、アプリを通じて確認するか来店して確認するようご案内するよう統一されています。店員としても店舗にある在庫を目で見て確かめて伝えた方が双方にとって良いという判断があるものの、その対応もタブーとなりました。
つまり事前確認が必要です。
歯科医療従事者の方は、診療で使用する防護具を事前に複数店舗で確認しておくことをお勧めします。コロナ禍以降、在庫が不安定になりやすい商品の一つだからです。急な品切れに備えて、複数の調達ルートを確保しておくと安心ですね。
ダイソー公式アプリ(在庫検索機能の説明)
在庫確認に必須のダイソー公式アプリのダウンロードと使い方が詳しく解説されています。
ダイソーの在庫確認は、公式アプリを使うのが最も効率的な方法です。2025年2月からは商品名から在庫のある店舗を検索できる機能が追加され、より快適なお買い物体験が可能になりました。
使い方は非常にシンプルです。TOP画面の「店舗・在庫を検索する」ボタンを押し、利用したい店舗を選びます。次に「在庫を確認する」ボタンを押し、キーワードを入力するだけ。「フェイスシールド」と検索すれば、その店舗での取り扱い状況が「在庫あり」「残りわずか」「在庫なし」「取扱なし」のいずれかで表示されます。
新機能として、商品名を入力すると在庫のある店舗を一覧で検索できるようになりました。従来は店舗を選択してから商品を検索する流れでしたが、逆のアプローチも可能です。
これで複数店舗の在庫を一度に確認できます。
歯科医院で使用する場合、必要な個数が揃っているか事前に把握しておくことが重要です。「残りわずか」表示が出ている場合、実際には1〜2個しか残っていない可能性があります。スタッフ全員分を確保したい場合は、複数店舗をチェックするか、早めの来店が必要ですね。アプリは無料で利用できるため、インストールしておくと便利です。
ダイソーネットストアへのアクセスも、アプリから簡単にできます。店舗で品切れの場合でも、オンラインで在庫があれば購入可能です。ただし、配送には時間がかかるため、急ぎの場合は店舗での購入が基本となります。
ダイソーで取り扱うフェイスシールドは、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれに特徴があり、使用場面や目的によって選ぶべき製品が異なります。
まず、キャップ用フェイスシールドは、キャップのつばにクリップで挟んで取り付けるタイプです。商品サイズは40cm×20cm×1.4cmで、頭周り56cmまで対応。
材質は熱可塑性ポリウレタンで、中国製です。
価格は110円(税込)で、キャップを普段から着用する方には便利な選択肢となります。
メガネ型フェイスシールドは、メガネのように耳にかけて装着するタイプです。髪型を崩したくない人や、帽子をかぶって使いたい人にうれしい設計となっています。着脱が簡単で、眼鏡を着用したまま装着可能な製品もあります。顔とシールドとの間に空間があり、自然な着け心地が特徴です。
簡易タイプは、額に当てるバンドとシールド部分が一体化した最もシンプルな構造です。組み立てが簡素で、価格も110円からと最も安価。ただし、耐久性は低めで、短時間使用や応急用として位置づけられています。
歯科診療で使用する場合、長時間の装着になるためメガネ型が比較的疲れにくいと言えます。ただし、ダイソーの製品は簡易タイプが中心で、医療現場での長時間使用には向かない面があります。3時間を超える診療では、専門の医療用フェイスシールドと比べて装着感や耐久性に差が出てきます。
220円・330円モデルも一部店舗で取り扱いがあり、こちらは厚手のPET素材や耐久性の高いポリカーボネートを使用しています。曇り止め加工がされているものもあり、長時間使用には110円商品より適していますね。
歯科医療現場では、高速回転切削器具や超音波を使用するため、血液や唾液で汚染されたエアロゾルが診療室に飛散する可能性が高くなります。フェイスシールドは、こうした飛沫や血液、体液から医療従事者の顔面を守るために重要な役割を果たします。
厚生労働省の指針では、医療全般において目・鼻・口の粘膜に体液などによる汚染が予測される場合、マスク、ゴーグル、フェイスシールドの使用を標準予防策として推奨しています。歯科診療においては、患者との距離が近く、血液や体液が飛散する可能性がある処置では、フェイスシールドの使用が特に重要です。
ただし、100均のフェイスシールドは応急用や短時間使用向けの商品が中心です。売り切れやすく在庫が安定しないという課題に加えて、耐久性と装着感の面で医療用製品との差があります。デメリットとしては、長時間の使用による疲労感や、曇りやすいことが挙げられます。
歯科診療中は、マスクと併用することが基本です。その際、呼気によってシールドが曇ることがあるため、定期的な清掃や交換が必要になります。ダイソーの簡易タイプは、特別な曇り止め加工がないため、この点がネックとなるケースが多いです。
構造も簡素で、耐久性は低めとなっています。
医療用フェイスシールドは、最先端の医療現場でも採用されている実績ある商品で、前面の透明シールド部分が大きく顔全体をしっかりガードします。薄型軽量でありながら、長時間の着用でも疲れにくい設計です。一方、ダイソーの製品は軽量化のため素材が薄く、無理な力を加えると破損しやすい特性があります。
長時間診療で飛沫・エアロゾルに晒される場面では、医療用製品の使用を検討すべきです。ただし、ダイソー製品でも、休憩時間の移動や短時間の処置、予備としての備蓄には十分活用できます。コスト面では圧倒的に有利なため、用途に応じて使い分けるのが賢い選択ですね。
厚生労働省「一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針」PDF
歯科診療における個人防護具の使用基準と標準予防策が詳細に記載されている公式資料です。
ダイソーのフェイスシールドは110円から330円という価格帯で、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。一方、医療用フェイスシールドは1枚あたり500円から数千円の範囲で、品質や機能によって価格が大きく変わります。
価格差の背景には、素材の違いがあります。ダイソーの110円商品は薄手のPET素材を使用し、組み立てが簡素です。医療用製品は厚手のPET素材や、耐久性の高いポリカーボネートを採用しています。さらに、防曇加工や抗菌加工が施されているものも多く、内側には防曇加工を施すことでクリアな視界を保つことができます。
装着感の面でも差が出ます。医療用製品は長時間装着でも疲労感が少ないよう設計されており、クッション付きで圧迫感を軽減しています。重量も調整されており、たとえば22gという超軽量フレームを採用した製品もあります。ダイソー製品も軽量ではありますが、フィット感の調整幅が狭く、長時間使用では装着位置がずれやすい傾向があります。
耐久性については、医療用製品は繰り返し使用を前提に設計されています。洗浄・除菌に対応し、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が可能です。ダイソーの簡易タイプは使い捨てに近い耐久性で、繰り返し使用すると変形や劣化が早く進みます。
歯科医院での使用を考えた場合、初期投資を抑えたい新規開業時や、スタッフ全員分の予備を揃える際にはダイソー製品が役立ちます。1日あたりの診療時間が短い場合や、エアロゾルの発生が少ない処置が中心であれば、ダイソー製品でも十分に機能します。
逆に、1日8時間以上の診療を行う場合や、外科処置が多い医院では、医療用製品への投資が長期的にはコスト削減につながります。医療用製品は繰り返し使用できるため、使用頻度が高い場合は1枚あたりのコストが下がるからです。ダイソー製品は1回使用で廃棄するケースが多く、頻繁に使うとかえって割高になる可能性があります。
価格重視か品質重視かは、医院の診療スタイルと予算によって判断が分かれます。両方を併用し、場面によって使い分けるのも一つの方法です。たとえば、通常診療では医療用製品を使い、移動時や休憩時の予備としてダイソー製品を常備しておくという運用も考えられますね。
ダイソーで品切れの場合や、より高品質な製品を求める場合、他の購入先も検討する価値があります。それぞれの販売店には特徴があり、入手しやすさや価格帯が異なります。
まず、他の100均ではセリアとキャンドゥでもフェイスシールドを取り扱っています。セリアは3種類、キャンドゥは4種類のラインナップがあり、店舗によって在庫状況が異なります。ダイソーと同様、マスクや衛生用品が並ぶ棚に配置されていることが多いです。価格帯も110円から330円で、ダイソーと大差ありません。
ドン・キホーテでも販売されていますが、入荷は不定期です。店舗によっては医療用に近い品質の製品を扱っていることもあり、価格は500円から1,000円程度が中心となります。24時間営業店舗が多いため、緊急時の調達先として覚えておくと便利です。
ホームセンターでは、コメリやカインズなどで取り扱いがあります。作業用や工業用のフェイスシールドも並んでおり、選択肢が豊富です。長時間使用や耐久性重視の場合、こちらで探すのも一案ですね。価格は300円から2,000円程度と幅があります。
薬局やドラッグストアでは、マツモトキヨシやウエルシアなどの大手チェーンで取り扱いがあります。医療用に近い品質の製品が中心で、価格は500円から1,500円程度。薬剤師に相談しながら選べるメリットがあります。ただし、店舗によっては在庫がないこともあるため、事前確認が必要です。
コンビニでは、ほぼ取り扱いがありません。一部のファミリーマートやセブン-イレブンで過去に販売されていた時期もありましたが、現在は常設商品としては扱われていない状況です。
オンラインショップでは、Amazonや楽天市場で幅広い選択肢があります。医療用フェイスシールドから簡易タイプまで、価格帯も数百円から数千円まで揃っています。口コミやレビューを参考にしながら選べるため、品質を重視する場合に適しています。ただし、配送に時間がかかるため、急ぎの場合は実店舗での購入が確実です。
歯科医療従事者向けには、歯科専門の通販サイトや医療機器販売店での購入も選択肢となります。こちらは医療現場での使用を前提とした製品が中心で、品質管理がしっかりしています。価格は高めですが、長時間使用や感染対策の観点からは最も安心できる調達ルートと言えます。
調達先を複数確保しておくことで、在庫切れや緊急時にも対応できます。ダイソーをメインにしつつ、他の選択肢も把握しておくと、診療に支障が出るリスクを減らせますね。