あなた、同日算定で3割返戻されますよ
口腔内装置の算定は、単に装置を作製すれば認められるものではありません。代表的な適応としては、顎関節症や睡眠時無呼吸症候群(SAS)などがあり、それぞれで要件が細かく定められています。例えばSASでは医科からの診断情報提供が必要になるケースがあり、これが欠けると算定不可になります。つまり適応確認が最優先です。
また、診療録への記載も重要です。症状、診断根拠、装置の種類、装着目的を明記しないと査定対象になります。1件あたり数千円でも、月に10件で数万円の差になります。これは痛いですね。
特に新人スタッフ任せにすると、記載抜けが頻発します。結論は記載の徹底です。
口腔内装置の点数は種類や用途によって異なりますが、おおよそ数百点〜1000点前後のレンジです。例えば顎関節症用のスプリントでは約1000点前後が目安になります。1点10円換算で1万円規模です。金額インパクトは大きいです。
しかし、調整料や再診料との組み合わせを誤ると減点されます。同日に複数処置をまとめて算定すると、1件丸ごと返戻されることもあります。どういうことでしょうか?
これは「重複評価」と判断されるためです。〇〇が原則です。
現場で多いのは「同日印象採得+装置算定」です。このパターンは、地域差はありますが約2〜3割の確率で査定される報告もあります。特にレセプト審査が厳しい地域では顕著です。つまりタイミングが重要です。
さらに「装置装着日と管理料の混在」も典型的なNG例です。管理料は継続管理が前提であり、初回と同日に算定すると不適切と判断されることがあります。〇〇に注意すれば大丈夫です。
このリスクを避けるには、算定日を1日ずらすだけで改善するケースもあります。これは使えそうです。
記載対策はシンプルですが効果が高いです。例えば「顎関節症Ⅱ型、開口障害あり、疼痛軽減目的でスプリント作製」といった具体記載を行うだけで査定率は大きく下がります。抽象的な記載は危険です。ここが分かれ目です。
また、レセプトコメントの活用も有効です。特に例外的な算定では一言補足するだけで通過率が上がります。〇〇だけ覚えておけばOKです。
記載漏れリスクの対策として、テンプレート化を狙うならクラウド型カルテの定型文機能が有効です。操作は「テンプレ登録する」だけです。
見落とされがちですが、院内フローで収益は大きく変わります。例えば受付→診療→会計までの流れで、算定確認を1回しか行わない医院ではミスが残りやすいです。2回チェック体制にするだけで返戻率が半減した事例もあります。これは意外ですね。
さらに、月100件の装置関連算定がある場合、返戻率が10%から3%に下がるだけで、月7件分=約7万円前後の差になります。年間では約80万円規模です。数字で見ると明確です。
つまりフロー設計が利益を左右します。結論は仕組み化です。
参考:保険算定の詳細基準や疑義解釈がまとまっている資料
厚生労働省の診療報酬関連資料(算定要件の原文確認に有用)