きれいに塗り終えた直後の屋根が、縁切りをしないだけで半年以内に雨漏りを引き起こします。
屋根塗装DIYにかかる費用は、材料費だけなら一般的な30〜50㎡の屋根で1〜3万円程度が目安です。これが業者に頼むと15〜30万円以上になることを考えると、大幅なコスト削減になります。
ただし、道具の初期投資も必要です。これは使えそうです。
必要な道具をリストにまとめると以下のとおりです。
塗料は「屋根材の種類」に合わせて選ぶことが条件です。トタン屋根なら錆止め入りの油性塗料、スレート屋根(コロニアル)なら専用の浸透型シーラーが必要です。使う塗料を間違えると、数か月で剥がれが始まります。
また、1人で1日2〜3時間の作業を続けた場合、全工程の完了まで2〜3か月かかることも頭に入れておきましょう。 週末だけで一気に終わらせようとするのは現実的ではありません。 kamisei.co(https://kamisei.co.jp/news/71757)
下地処理は仕上がりと耐久性を左右する最重要工程です。これが基本です。
まず、高圧洗浄機を使ってコケ・汚れ・古い塗膜をしっかり落とします。屋根全体の洗浄には通常7〜8時間かかります。 「表面が濡れてるだけだから30分で乾く」と思いがちですが、実際には洗浄後の乾燥時間は48時間以上が必要です。 前日に洗って翌朝すぐ塗ろうとすると、塗膜が後から剥がれる原因になります。 satokensou(https://satokensou.jp/archives/23817)
乾燥を待つ間にできることがあります。
乾燥後は、ワイヤーブラシとサンドペーパーで浮いたサビや古い塗膜を取り除く「ケレン作業」を行います。この工程を省くと塗料の密着性が著しく落ちるため、手を抜かないことが原則です。 ケレン後は粉塵を払い落としてから、次の下塗り工程に進みます。 dcm-hc.co(https://www.dcm-hc.co.jp/howto/guide/g_diy/20200512132605.html)
なお、艶がある箇所はサンドペーパーで表面をわずかに荒らすと、塗料が食いつきやすくなります。 細かい一手間ですが、長持ちさせるためには欠かせない作業です。 komeri(https://www.komeri.com/contents/howto/html/03950.html)
佐藤建装|高圧洗浄の乾燥時間と次工程への移行タイミングを詳しく解説
塗装工程は「下塗り→中塗り→上塗り」の3回が基本です。 手間を省こうと1回だけ塗ると、耐久性は3回塗りの半分以下になると言われています。厳しいところですね。 gaiheki-tosou(https://www.gaiheki-tosou.shop/blog/column/?p=100)
下塗り(シーラー・錆止め)の役割は、塗料を屋根材に密着させることです。スレート屋根には浸透型シーラー、トタン屋根には油性錆止め塗料を使います。夏は約1時間、冬は2〜3時間以上乾かしてから次の工程に進みます。 komeri(https://www.komeri.com/contents/howto/html/03950.html)
中塗り・上塗りは同じ上塗り塗料を2回重ねます。塗る順番は以下のとおりです。
dcm-hc.co(https://www.dcm-hc.co.jp/howto/guide/g_diy/20200512132605.html)
ローラーをゆっくり動かすことがポイントです。速く動かすと塗料が飛び散り、ムラや近隣への塗料飛散事故につながります。 ゆっくり押さえながら転がし、最後に下から上へ軽く伸ばして仕上げます。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=laPJ309r-Q0)
塗料は使う前に棒で底までよくかき混ぜることも必須です。 顔料が沈殿したまま塗ると色ムラや性能低下の原因になります。 asahipen(https://www.asahipen.jp/howto/out06.html)
アサヒペン|トタン屋根の塗り方(塗装メーカーが解説する公式の手順)
スレート屋根(コロニアル)を塗装した場合、縁切りを忘れると雨漏りの直接原因になります。これは多くのDIY初心者が知らないリスクです。
スレート屋根は屋根材が重なり合って敷き詰められており、その重なりの隙間(2〜3mm)が雨水の通り道になっています。塗料でこの隙間が埋まってしまうと、屋根の裏側に水が滞留し、野地板(下地の木材)が腐食する雨漏りが発生します。 見た目はきれいに仕上がっていても、内部では水分が蓄積し続けている状態です。 kamisei.co(https://kamisei.co.jp/news/83236)
対策は一つだけです。
タスペーサーという部材を、塗料が乾く前の中塗り後に屋根材の隙間に挟み込みます。1棟あたり200〜400個以上使用し、費用は材料費で3,000〜8,000円程度です。この一手間が、数十万円規模の雨漏り補修を防ぎます。 aguri-kougyou.co(https://aguri-kougyou.co.jp/%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E5%A1%97%E8%A3%85%E3%81%AE%E3%80%8C%E7%B8%81%E5%88%87%E3%82%8A%E3%80%8D%E3%81%AF%E9%9B%A8%E6%BC%8F%E3%82%8A%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%81%AE%E8%A6%81%EF%BC%81%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%9A/)
加美精工|縁切りとタスペーサーの必要性・設置方法を写真付きで解説
DIYで使う塗料を「外壁用」で代用しようとする人がいますが、これは大きな間違いです。外壁で10年持つ塗料を屋根に使っても、紫外線と雨の影響で6〜8年程度で塗り替えが必要になることがほとんどです。 屋根は外壁より常に過酷な環境にさらされているためです。 yuko-navi(https://yuko-navi.com/how-many-years-has-the-painted-roof-been)
塗料選びの基準をまとめると以下のとおりです。
| 屋根の種類 | 推奨塗料 | 塗り替え目安 |
|---|---|---|
| トタン屋根 | 油性錆止め入り塗料 | 5〜10年 |
| スレート(コロニアル) | 浸透型シーラー+上塗り | 7〜10年 |
| ガルバリウム鋼板 | 専用フッ素・シリコン系 | 10〜15年 |
| セメント瓦 | 浸透型下塗り+弾性塗料 | 10年 |
yane-yamamura(https://www.yane-yamamura.com/2025/04/23/%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E5%A1%97%E8%A3%85-%E4%BD%95%E5%B9%B4%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%8C%E6%AD%A3%E8%A7%A3-%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E5%AF%86%E7%9D%80%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%91%A8%E6%9C%9F/)
また、DIYで塗装した場合の品質と業者施工を比較すると、耐用年数に2〜4年の差が生じることが多いとされています。これは下地処理の丁寧さや、塗料の希釈率・塗布量の管理技術によるものです。つまり初回DIYで安く抑えても、塗り替えサイクルが早まれば長期コストで見劣りする場合もあります。
転落事故に関しては特に注意が必要です。屋根塗装中の高所作業での転落は毎年多くの事故が報告されており、特にコケや濡れた屋根面での滑落が危険です。 安全帯を腰に装着し、ロープを棟(屋根の頂部)に確保してから作業することが最低限の安全対策です。 yaneyasan14(https://www.yaneyasan14.net/blog/80944.html)
DIYに不安を感じた場合は、複数の専門業者から見積もりを取り比較検討することも、コストを抑える現実的な選択肢のひとつです。 welbe-home(https://welbe-home.com/knowledge/diy-roof/)
屋根専門サイト|DIY屋根塗装のリスクと安全施工の注意点まとめ
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