テラゾーの初期費用は「高い」と思われがちですが、タイルより補修コストが90%以上安くなるケースがあります。
テラゾーとは、大理石や花崗岩などの砕石(種石)をセメントまたは樹脂に混ぜ込み、表面を研磨することで仕上げる人造石の一種です。 建築の内装仕上げ工法として、床・壁・カウンタートップなどに幅広く活用されています。 kotobank(https://kotobank.jp/word/%E3%81%A6%E3%82%89%E3%81%9E%E3%83%BC-3183643)
「テラゾー」という名称はイタリア語の「Terrazzo(テラッツォ)」が語源で、もともと「床・テラス」を意味する言葉でした。 さらにその起源をたどると、イタリア語の「TERRA(大地)」に行き着くとも言われています。 日本では「テラゾー」「テラゾ」の両方の呼び方が使われており、建築・左官の分野では「テラゾ」と短く呼ばれることも多いです。 media.suke-dachi(https://media.suke-dachi.jp/glossary/material/terrazzo/)
発祥はイタリアのヴェネチアで、今から500年以上前に石職人たちが大理石の採石時に生じた砕片をセメントと混合したことが始まりとされています。 その後、ヨーロッパからアメリカへの移住の波とともに大西洋を渡り、世界中へと広まりました。 staron(https://staron.jp/column/as-is-terrazzo/)
テラゾーとは - コトバンク(改訂新版 世界大百科事典による解説)
テラゾーを構成する要素は大きく2つに分かれます。 「種石(砕石)」と「結合材(バインダー)」です。 hcenturystar(https://www.hcenturystar.com/ja/%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%BE%E3%83%BC%E5%BA%8A%E6%96%BD%E5%B7%A5%E3%81%AE%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89/)
種石には大理石・花崗岩(御影石)・寒水石・美濃黒・白鷹・砂岩・石灰岩など、さまざまな天然石が使用されます。 近年ではガラスやリフレクター(反射材)、貝殻チップなど、光を反射するキラッとした骨材も使われるようになりました。 perfectwash(https://perfectwash.jp/PCPYYF1/20250117150849/)
結合材には2種類あります。ひとつは「セメント系(白セメント+顔料)」で、伝統的な工法に使われてきた材料です。 もうひとつが「樹脂系(エポキシ・ウレタンなど)」で、こちらはひび割れに強く、近年のリフォーム現場で多く採用されています。 仕上げは「種石とバインダーの色を合わせて塗布→研磨→コーティング」という流れで完成します。 hitopedia(https://hitopedia.net/%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%BE/)
| 結合材の種類 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| セメント系 | 伝統工法・安価・大判施工向き | 公共建築・レトロデザイン |
| 樹脂系(エポキシ等) | ひび割れに強い・仕上がりが美しい | 住宅・店舗リフォーム |
テラゾーの施工方法は、現場で職人が直接塗り上げる「現場テラゾー(左官工法)」と、工場で製作した板を張る「製品テラゾー(石張り工法)」の2種類に大別されます。 haradasakan.co(https://www.haradasakan.co.jp/magazine/magazine0420/)
現場テラゾー(左官工法)は、職人がその場で材料を練り、鏝(こて)で塗布・研磨する方法です。 目地がなくシームレスに仕上がるため、曲線形状のカウンターやベンチ、階段など複雑な形状にも対応できる点が最大の強みです。 一方でカスタムメイドが容易で、施主の要望に合わせた骨材・配色が実現できます。 perfectwash(https://perfectwash.jp/PCPYYF1/20250117150849/)
製品テラゾー(石張り工法)は、工場で300角〜長辺2,500mmに及ぶ超大判サイズまで製作し、現場で張り付ける方法です。 品質が安定していて工期短縮ができる一方、ジョイント(継ぎ目)が生じること、曲線対応が難しいこと、少量のカスタムが割高になることがデメリットです。 haradasakan.co(https://www.haradasakan.co.jp/magazine/magazine0420/)
結論は「シームレス重視なら現場テラゾー、広い面積と工期短縮なら製品テラゾー」です。
塗るテラゾ・張るテラゾのメリット・デメリット詳細 - 原田左官工業所(左官のミライ通信)
リフォームでテラゾーを採用する際、最も気になるのが費用です。 一般的なタイルや大理石と比べると、初期費用は高めになる傾向があります。施工の手間・職人の技術力が必要な分、㎡あたり2万〜5万円程度の費用がかかるケースもあります。 aiwasan-baibai(https://www.aiwasan-baibai.com/blog/terrazzo/)
ただし、耐久性の観点では異なる評価が見えてきます。 テラゾーは適切なケアを施せば数十年にわたって美しさを保ち続けることができる素材です。 通常のタイルは目地が劣化し10〜15年で部分的な補修が必要になりますが、テラゾーはひび割れが生じた場合でも「金太郎飴のような断面構造」のため、補修箇所が目立たないほどきれいに直せます。 長期コストで見れば決して割高ではないということですね。 aiwasan-baibai(https://www.aiwasan-baibai.com/blog/terrazzo/)
コストを抑えたい場合は、全面施工ではなく「カウンター天板」「アクセント壁」「洗面スペース」など、施工面積を絞ってポイント使いするのが有効です。 1か所に絞るだけでも空間の印象を大きく変えられ、費用を抑えながらテラゾーの意匠性を楽しめます。 aiwasan-baibai(https://www.aiwasan-baibai.com/blog/terrazzo/)
テラゾーが現代のリフォーム市場で再び注目されている最大の理由は、そのデザインの自由度の高さにあります。 骨材の種類・サイズ・色の組み合わせは事実上無限で、レトロ調から現代モダン、北欧スタイルまで対応できます。 abc-t.co(https://www.abc-t.co.jp/study/columns/201904terrazzo01.html)
日本の石(寒水石・美濃黒・白鷹など)を使ったモノトーンのレトロ仕上げ、イタリア・ポルトガルから輸入したカラフルな砕石を使ったヨーロッパ調、ガラスチップや貝殻チップを混ぜた光沢感あふれる現代的デザイン——これらすべてが「テラゾー」として実現できます。 意外ですね。 haradasakan.co(https://www.haradasakan.co.jp/magazine/magazine0420/)
さらに近年では、廃材やリサイクル素材をテラゾーの種石として再利用する「アップサイクルテラゾー®」も登場しています。 古い建物の床タイルの破片、瓶のガラス、工場廃材などを種石に混ぜることで、個人の「想い」を空間に刻む施工として話題になっています。 環境負荷を減らしながら唯一無二のデザインが得られる、サステナブルな選択肢として今後さらに注目が集まるでしょう。 haradasakan.co(https://www.haradasakan.co.jp/magazine/magazine0525/)
リフォームで取り入れる際は、デザインの方向性が決まったら骨材のサンプルを取り寄せて実物で確認することが推奨されます。 国内外のメーカーから豊富なサンプルを無料で入手できるケースもあるため、カットサンプル請求から始めると失敗を防ぎやすいです。 staron(https://staron.jp/column/as-is-terrazzo/)
左官材ビールストーンとテラゾーの違い・施工方法 - sakan-art.jp(2025年更新)
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