耐震改修補助金と国土交通省の支援制度を徹底解説

耐震改修補助金は国土交通省が推進する住宅耐震化支援制度です。対象条件・申請手順・減税措置まで詳しく解説。あなたの家は補助金を受け取れる条件を満たしていますか?

耐震改修補助金と国土交通省の支援制度

工事が終わった後に補助金を申請しても、1円も受け取れず全額自己負担になります。


この記事の3つのポイント
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補助金は工事「前」に申請が必須

国土交通省が推進する耐震改修補助金は、工事着工前に申請・承認を受けることが絶対条件。工事後の申請は原則として受け付けられません。

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対象は「旧耐震基準」の住宅が基本

1981年(昭和56年)5月31日以前に建てられた木造住宅が主な対象。補助上限額は最大97.86万円(2024年度補正予算後)まで引き上げられています。

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補助金+減税のW活用が最もお得

補助金に加え、所得税の特別控除(最大25万円)・固定資産税の1/2減税など複数の優遇制度を組み合わせることで、実質的な自己負担を大幅に下げられます。


耐震改修補助金とは何か:国土交通省の制度の全体像



耐震改修補助金は、国土交通省が推進する「住宅・建築物耐震改修事業」を通じて、地方自治体と連携して提供される支援制度です。 南海トラフ地震や首都直下地震など大規模地震の発生リスクが高まる中、旧耐震基準で建てられた住宅の倒壊リスクを下げることを目的としています。 taishin-kaishu.mlit.go(https://taishin-kaishu.mlit.go.jp)


仕組みはシンプルです。国が自治体に交付金を出し、自治体が窓口となって住民に補助金を支給します。つまり、補助金の申請先は「国土交通省」ではなく「お住まいの市区町村」になります。 この点を誤解している方が非常に多いため、まず最初に確認しておきましょう。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


2024年度補正予算により、戸建て住宅の耐震改修工事に対する補助上限額が1戸あたり83.8万円から97.86万円(多雪区域は117.32万円)へ引き上げられました。 支援規模が拡大しているこのタイミングは、活用のチャンスといえます。 ssl.gltomonokai(https://ssl.gltomonokai.com/information/na_policy/subsidy/s-housing/2025_0004.html)


  • 🏛️ 申請窓口:お住まいの市区町村の担当課(国土交通省への直接申請は不可)
  • 📅 対象築年数:1981年(昭和56年)5月31日以前に建築された住宅
  • 🔍 補助の流れ:国が自治体に交付金を出し、自治体が住民に補助金を給付
  • 💰 最大補助額:戸建て1戸あたり最大97.86万円(2024年度補正予算後)


参考:国土交通省の耐震改修支援制度の概要(公式サイト)
国土交通省「強い家 ~大地震に備える耐震改修」公式サイト


耐震改修補助金の申請手順と「工事前申請」の絶対ルール

補助金を受け取るために最も重要なルールが「工事着工前の申請・承認」です。 これが守られていない場合、どれだけ適法な耐震工事を完了させても補助金は受け取れません。痛いですね。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


申請の流れは大きく7つのステップで進みます。


  1. 自治体指定の業者による耐震診断の実施
  2. 診断結果の確認(評点1.0未満が改修補助の前提条件)
  3. 建築士による補強計画・耐震改修設計の作成
  4. 工事費用の見積もり取得
  5. 自治体へ補助金申請書類の提出・承認(←ここで工事はまだ始まってはいけない)
  6. 承認後に着工・工事完了
  7. 完了報告書の提出→審査合格後に補助金受け取り


特に注意が必要なのはステップ1です。自治体によっては「耐震診断を補助金申請前に自分で実施した場合は対象外」と定めているケースがあります。 補助金を受ける前に独自に耐震診断を依頼してしまうと、その費用が補助対象外になる場合があります。 city.kodaira.tokyo(https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/008/008918.html)


つまり「まず自治体窓口に相談してから動く」が基本です。


補助金制度の内容は毎年変更される可能性があるため、申請前には必ず最新情報を自治体に確認しましょう。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


国土交通省「住宅リフォームの支援制度」一覧ページ(令和7年6月時点)


耐震改修補助金の対象条件と自治体ごとの金額の違い

補助金の対象条件は自治体によって異なりますが、多くの自治体に共通するのは以下の要件です。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


項目 一般的な条件
築年数 1981年5月31日以前に建てられた住宅
構造 木造軸組工法・地上2階建て以下
用途 居住を目的とした戸建て住宅
診断結果 耐震評点が1.0未満と判定されていること
施工業者 自治体指定業者のみ可(市区町村による)


補助金の上限額は自治体によってかなり幅があります。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


  • 🏙️ 東京都渋谷区:上限100万円(高齢者世帯は150万円)、補助率5割
  • 🌊 静岡県静岡市:上限100万円、補助率8割(工事費の大半をカバー)
  • 🏭 愛知県名古屋市:一般115万円・非課税世帯165万円、補助率4/5
  • 🌨️ 北海道帯広市:上限30万円(補助率は費用規模によって変動)


同じ工事でも住む場所によって受け取れる補助金に100万円以上の差が出ることもあります。これは使えそうです。


お住まいの自治体の補助制度を確認したい場合は、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が運営する「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」が便利です。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


国土交通省「災害に強い住宅・建築物の整備」耐震化推進ページ


補助金と組み合わせると得をする:所得税控除と固定資産税の減税

耐震改修補助金は他の優遇制度と組み合わせることができます。知らないと損する情報ですね。


代表的な税制優遇は2つです。


①リフォーム促進税制(所得税の特別控除)


住宅ローンの有無に関わらず適用できる控除です。工事限度額250万円に対して控除率10%が適用され、最大25万円の控除が受けられます。 省エネや耐久性向上など他のリフォームも合わせて行った場合は、最大62.5万円まで拡大できます。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


②固定資産税の1/2減税(1年間)


1982年1月1日以前から存在する住宅で、耐震リフォーム費用が50万円(税込)を超えた場合に適用されます。 工事完了後3ヶ月以内に自治体へ申告が必要な点に注意しましょう。期限を1日でも過ぎると適用されません。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


減税の条件は以下のとおりです。


  • 📅 対象住宅の築年月:1982年1月1日以前からある住宅
  • 💴 工事費の最低ライン:50万円超(税込)の耐震リフォーム
  • 申告期限:工事完了後3ヶ月以内に自治体へ申告
  • 📉 減税効果:固定資産税の1/2を1年間減額


さらに住宅ローンを利用している場合は住宅ローン減税(年末ローン残高の0.7%、10年間)との併用も可能です。 これらを全部組み合わせれば、補助金と合わせた実質自己負担は大幅に圧縮できます。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


高齢者向け特例と「リ・バース60」耐震改修利子補給制度の活用法

60歳以上の方には、通常の補助金とは別に「リ・バース60耐震改修利子補給制度」という強力な融資支援があります。 2025年2月に始まったばかりの新制度で、まだ知らない方も多いため、見落とし注意です。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


この制度の特徴は月々の返済が「利子のみ」である点です。元金の返済は契約者が亡くなった後に、相続人が一括返済するか担保物件の売却で対応します。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


利子補給の内容は年齢によって以下のように異なります。


  • 👴 70歳以上:利息の全額を国が補給 → 実質無利子で借りられる
  • 👩‍💼 60〜69歳:利息の3分の2を国が補給 → 利息の3分の1のみ自己負担


融資限度額は担保評価額の50〜60%で、利子補給の対象は融資額1,000万円以下の場合に限ります。 耐震改修だけでなく、融資額が1,000万円以下であれば水回りなどのリフォームも対象に含めることができます。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


利用条件として自治体の耐震改修補助金制度を同時に利用することが求められますが、その場合は補助金額が一部減額される仕組みです。 条件が複数絡み合う制度です。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


また、高齢者世帯(65歳以上の方が含まれる世帯など)には、東京都渋谷区の例のように補助上限額が一般世帯より50万円以上高く設定されている自治体もあります。 家族に高齢者がいるなら、その点も確認しておきましょう。 reform-guide(https://www.reform-guide.jp/topics/taishin-reform-hojyokin/)


リフォームガイド「耐震リフォームに使える補助金・融資制度の詳細解説(2026年版)」






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