スピンドルコードを放置すると、パンツが1本まるごと使えなくなることがあります。
スウェットパンツやジャージ、パーカーについているウエストや裾の紐を「スピンドルコード」といいます。 英語の「spindle(紡錘)」に由来する言葉で、糸を紡ぐ道具・紡錘の形に似た組み紐のことを指します。 日常会話では「ウエスト紐」「ドローコード」などと呼ばれることも多いですが、洋服業界ではスピンドルコードが正式な呼び方です。 felissimo.co(https://www.felissimo.co.jp/niau/words/17141/)
普通のテープ状の紐と何が違うのか、気になる方も多いはずです。スピンドルコードは筒状に編まれており、伸縮性があるのが特徴です。 さらに芯にゴムを入れたタイプはより伸縮性が高く、スポーツウェアによく採用されています。 つまり「伸び縮みする組み紐」だけを指す、専門的な用語です。 swingby-nino(https://swingby-nino.com/apparel-and-fashion-term/spindle/)
また、スピンドルという言葉はもう一つのファッション用語にも登場します。1957年にクリスチャン・ディオールが発表した「スピンドルライン」は、肩と裾が細く腰部分が膨らんだ紡錘形のシルエットのこと。 ただし今回の記事で扱うのは「スピンドルコード」、つまりパンツの紐の話です。 fashionsnap(https://www.fashionsnap.com/dictionary/spindle-line/)
「スピンドルコード」と「ドローストリング」は似ているようで、実は素材と構造が異なります。ドローストリングは平らなテープ状や丸紐状が多く、スピンドルコードは必ず筒状に編まれているのが特徴です。 スポーツブランドやアウトドアブランドでは、この違いを意識して使い分けています。 swingby-nino(https://swingby-nino.com/apparel-and-fashion-term/spindle/)
素材の面では、スピンドルコードはポリエステルやナイロン素材が主流です。これらは耐久性が高く、洗濯機での洗濯に対応できます。一方でコットン製の紐は風合いがよい反面、縮みやすい点に注意が必要です。
リフォームで交換する際にも、元の紐と同じ素材・太さを選ぶことが大切です。太さが合わないとウエスト部分の通し穴を通らなかったり、引っ張り強度が落ちたりします。これは意外と見落とされがちなポイントです。手芸店や生地専門店で実物を確認してから購入するのが確実な方法です。
スピンドルコードが劣化・切断・紛失した場合、プロのリフォーム店に依頼するのが最もきれいな仕上がりになります。費用相場は1本あたり3,500円前後(1着の場合)で、複数まとめると1本あたり500円前後まで下がることもあります。 まとめて依頼するほどコスパが上がるということですね。 prismacreative(https://www.prismacreative.jp/contents/price/spindle_exchange/)
リフォーム店での交換作業では、元の縫い目を丁寧にほどき、新しいスピンドルコードを通した後に再び縫い合わせます。この工程は自分でやると仕上がりが雑になりやすく、ウエストのゴムやループ部分を傷めるリスクがあります。プロへの依頼が基本です。
| 依頼枚数 | レギュラータイプ(1本あたり) | フラットタイプ(1本あたり) |
|---|---|---|
| 1着 | 3,500円 | 3,500円 |
| 2着 | 1,700円 | 1,750円 |
| 5着 | 800円 | 850円 |
| 10〜19着 | 500円 | 550円 |
prismacreative(https://www.prismacreative.jp/contents/price/spindle_exchange/)
洋服のリフォームチェーン「マジックミシン」や「ママのリフォーム」など全国展開している店舗でも対応しており、近くに専門店がない場合は郵送対応のサービスも存在します。 まずは近くのリフォーム店に相談してみるのが一番の近道です。 mamanoreform(https://www.mamanoreform.jp/reform03)
コスト重視の場合、自分で交換することも可能です。必要なものは「替えのスピンドルコード(手芸店で100〜300円程度)」「安全ピン」「ハサミ」の3点だけ。これだけで十分です。
手順はシンプルです。
注意点が一つあります。ウエストのトンネル部分が縫い合わせで塞がれている場合は、リッパー(縫い目を切る道具)で少しほどく必要があります。ほどいた後は手縫いで閉じ直すことになるので、手芸が苦手な方はプロに依頼する方が安心です。
端の処理も重要です。スピンドルコードの先端をそのままにしておくと、通し穴の中に引き込まれてしまいます。ライターで軽くあぶって固めるか(ナイロン・ポリエステル素材の場合のみ)、金属のコードエンドキャップを取り付けると見た目もきれいに仕上がります。これは使えそうです。
スピンドルコードの寿命を縮める最大の原因は、洗濯機の中での摩擦です。特に紐を出したまま洗うと、他の衣類との摩擦で表面が毛羽立ち、繊維が断裂しやすくなります。洗濯ネットの使用が条件です。
保管時も注意が必要です。スピンドルコードを長期間きつく結んだ状態で保管すると、ゴムの芯が伸びたまま癖がつき、弾力が失われます。洗濯後は結び目を緩めた状態で干すのが理想的です。ゴムが伸びてしまうと、自分での修復はほぼ不可能です。痛いですね。
素材別のケアポイントは以下の通りです。
お気に入りのスウェットパンツやジャージが「スピンドルコードのせいで着られない」という状況は、正しいケアと早めのリフォームで十分防げます。紐1本の状態を定期的に確認する習慣が、衣類全体の寿命を延ばすことにつながります。
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