スイッチングハブとはハブの違いを徹底解説

スイッチングハブとハブ(リピーターハブ)はどちらも集線装置ですが、データの送り方に大きな違いがあります。リフォームで家庭内LAN配線を見直す前に、どちらを選べばネットワークが快適になるか知っていますか?

スイッチングハブとはハブの違い

「ハブを買えばとりあえず使える」と思っていると、リフォーム後のネットワーク速度が半分以下になる場合があります。


この記事の3ポイント
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スイッチングハブはデータを宛先だけに送る

MACアドレスを使って特定のポートにのみデータを転送。無駄な通信が発生せず、ネットワーク全体の速度が下がらない。

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リピーターハブはデータを全員に垂れ流す

受信したデータをすべてのポートに同時送信。接続台数が増えるほど帯域を食い合い、通信速度が大幅に低下する。

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リフォーム時はスイッチングハブが正解

家庭内LAN配線の新設・増設では、現在市販されているほぼすべての製品がスイッチングハブ。選び方のポイントはポート数と通信速度(1Gbps以上推奨)。


スイッチングハブとハブ(リピーターハブ)の仕組みの違い



ネットワーク機器の棚に並んでいる「ハブ」と「スイッチングハブ」は、見た目がほぼ同じです。ポートが並んでいて、LANケーブルを差し込むだけで使えるのも同じ。ただし、内側の動きはまったく異なります。


ハブ(リピーターハブ)は、1台のパソコンからデータを受信すると、接続されているすべてのポートにそのデータをそのまま送り出します。 「バカハブ」とも呼ばれるのはそのためです。宛先を判断する機能を持たず、全員に一斉配信する仕組みです。 invisibletechnology(https://invisibletechnology.jp/switch-hub/)


対してスイッチングハブは、各機器のMACアドレス(ネットワーク機器が持つ固有の識別番号)を記憶し、受信したデータを「正しい宛先のポートだけ」に転送します。 余計なトラフィックが発生しないため、複数台の端末を同時使用しても通信速度が落ちにくいのが最大の特徴です。 dyden.co(https://www.dyden.co.jp/helpful/1481/)


つまり、「誰にでも同じ内容を配る」か「宛先を絞って手渡す」かの違いです。


項目 ハブ(リピーターハブ) スイッチングハブ
データ転送方式 全ポートにブロードキャスト 宛先ポートにのみ転送
宛先の識別 なし MACアドレスで識別
OSI参照モデル 物理層(第1層) データリンク層(第2層)
速度への影響 台数が増えると速度低下 台数が増えても速度を維持
現在の流通 ほぼ販売終了 市場の主流


OSI参照モデルで言えば、ハブは「物理層(第1層)」、スイッチングハブは「データリンク層(第2層)」で動作します。 これが根本的な仕組みの違いです。 ruijie.co(https://www.ruijie.co.jp/faq/switch-hub-difference_440123289035079680.html)


スイッチングハブのMACアドレステーブルとデータ転送の仕組み

スイッチングハブが正しい宛先にデータを送れる理由は、内部に「MACアドレステーブル」と呼ばれる対応表を持っているからです。 パソコンやプリンターなどの端末が通信するたびに、スイッチングハブは「このポートにはこのMACアドレスの機器がつながっている」という情報を自動的に学習・記録します。 invisibletechnology(https://invisibletechnology.jp/switch-hub/)


この動作のおかげで、たとえば4台のパソコンがつながっている環境でも、パソコンAがパソコンBにデータを送るとき、パソコンCとDはそのデータを受け取りません。 ハブなら全員に届いてしまうところを、スイッチングハブは「必要な1台だけ」に絞り込めます。 altx.co(https://www.altx.co.jp/careetec/magazine/column/sakata-networkengineer-bibouroku4/)


これは使えそうです。特にリフォーム後に複数の部屋でテレビ・ゲーム・パソコンを同時につなぐ家庭では、この違いが快適さに直結します。


帯域(通信速度の上限)の扱い方も異なります。100Mbpsのハブに4台接続した場合、4台で100Mbpsを奪い合う形になります。 一方、100Mbpsのスイッチングハブなら各ポートが独立した100Mbpsの帯域を使えるため、通信品質が安定します。帯域の共有か専有かが条件です。 ruijie.co(https://www.ruijie.co.jp/faq/switch-hub-difference_440123289035079680.html)


リフォームで家庭内LAN配線を新設するときのスイッチングハブの選び方

リフォームを機に家庭内のLAN配線を整えようとするとき、スイッチングハブ選びで失敗するポイントが2つあります。「通信速度(対応Mbps)」と「ポート数」です。


まず通信速度について。現在販売されているスイッチングハブの主流は1000Mbps(1Gbps)対応です。 古い100Mbps対応のハブを使うと、パソコンやルーターが1Gbpsに対応していても、ハブがボトルネックになって通信速度が10分の1に制限されてしまいます。必ず「1Gbps対応」と記載された製品を選んでください。 hiroshima-office(https://hiroshima-office.com/2024/04/14/hub%E3%81%AE%E9%81%B8%E3%81%B3%E6%96%B9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BC%81%E9%80%9A%E4%BF%A1%E9%80%9F%E5%BA%A6%E3%81%A8%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E6%95%B0%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84/)


ポート数については、「現在必要な台数+2ポート」を目安に選ぶのが基本です。 5ポート・8ポート・16ポートなどのバリエーションがあります。5ポートモデルは価格が2,000〜3,000円台と手ごろで、家庭の一般的な用途には十分です。 kakaku(https://kakaku.com/pc/hub/guide_0074/)


リフォームで壁内にLANケーブルを埋め込む場合、情報ボックス(分電盤横に設置する通信機器収納スペース)内にスイッチングハブを設置するケースも多くなっています。 設置スペースに制限があるため、本体サイズ(縦横奥行き)の確認と、夏場の熱対策として放熱性の高いメタル筐体タイプを選ぶことをおすすめします。 homelink-tokyo(https://www.homelink-tokyo.com/blog/staff/10249/)


スイッチングハブ接続時に注意すべき「ループ」問題

スイッチングハブを複数台使うとき、一つだけ絶対に避けなければならない配線ミスがあります。「ループ接続」です。


ループとは、ハブAとハブBを2本以上のLANケーブルでつないでしまった状態を指します。 このとき、データがハブAからハブBへ、さらにハブBからハブAへと無限に周回し続けるため、ネットワーク全体が数秒でパンクします。「ブロードキャストストーム」と呼ばれる現象で、全台の通信が一切できなくなります。 business.ntt-east.co(https://business.ntt-east.co.jp/column/service/omakase_it_lan/switch_lancable.html)


痛いですね。リフォーム後の配線で起きると、原因の特定まで時間がかかります。


対策はシンプルです。ハブ同士をつなぐLANケーブルは必ず1本だけにすることです。 もし冗長性(バックアップ回線)が必要な業務用途であれば、「STP(スパニングツリープロトコル)」対応のスイッチングハブを選ぶと、ループを自動検出して回避してくれます。家庭用であれば1本接続を守るだけで問題ありません。 office110(https://office110.jp/lan/knowledge/types/what-is-switching-hub/)


また、LANケーブルにも長さの制限があります。カテゴリ5e以上のLANケーブルの規格上の上限は100mです。 リフォームで壁内配線する場合、この長さを超えないよう事前に経路の長さを測ってから工事に入ることが重要です。これだけ覚えておけばOKです。 densho-at(https://www.densho-at.jp/blog/lan/20251201-lan-bunki.html)


スイッチングハブとリピーターハブ、現在どちらを選ぶべきか?独自視点

市場では「リピーターハブ」はほぼ姿を消しています。 家電量販店やオンラインショップで「ハブ」と検索して出てくる製品は、実質的にすべてスイッチングハブです。そのため「ハブとスイッチングハブのどちらを選ぶか」という問い自体が、現代では成立しなくなっています。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=1g34pwf7BQU)


ただし、あえてリピーターハブの機能が必要な場面が一つだけ残っています。ネットワーク監視(パケットキャプチャ)です。特定のポートを通る通信をすべて傍受して分析したい場合、スイッチングハブでは宛先以外にデータが届かないため監視できません。 こういった特殊用途では「ミラーポート機能」付きのスイッチングハブか、リピーターハブが選ばれることがあります。 altx.co(https://www.altx.co.jp/careetec/magazine/column/sakata-networkengineer-bibouroku4/)


これは一般家庭のリフォームとは無縁の話ですね。


リフォームで家庭内LAN環境を整える場合、スイッチングハブはバッファローやエレコムといった国内メーカー製の5ポート・1Gbps対応モデルで十分です。 価格は2,000〜5,000円程度で、設定作業も不要(ルーターに接続するだけ)なため、DIYでの導入も容易です。スイッチングハブの耐用年数の目安は4〜6年とされているため、リフォームのタイミングで設置した場合は次の見直しまでの期間の目安にしてください。 my-best(https://my-best.com/989)


スイッチングハブとは何か、ハブとの違いについては、以下の参考資料も詳しく解説しています。


MACアドレスを使った転送の仕組みや、ハブとの技術的な比較をさらに深掘りしたい場合。
スイッチングハブとハブ(リピーターハブ)の違い、ネットワーク通信の仕組み


マンション・戸建てのリフォームで実際にスイッチングハブを交換した事例(機種選定・設置場所も詳述)。
分譲マンションの住戸内スイッチングハブ | 株式会社ホームリンク


法人・家庭向けの選び方、ループ対策、LANケーブルとの組み合わせ方を網羅。
スイッチングハブとは?役割や法人ネットワークにおける選び方を解説 | Panasonic






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