ノンブリードとはシーリングの種類と選び方を正しく知る方法

ノンブリードタイプのシーリング材とは何か、なぜ外壁塗装で必須なのかを解説します。ブリード現象の原因から選び方・おすすめ製品まで詳しく紹介。あなたの外壁リフォームに本当に必要なシーリング材はどれでしょうか?

ノンブリードとはシーリングの基礎と選び方

ノンブリードタイプのシーリング材を選んでも、施工後5年で黒ずみが出て10万円以上の再塗装が必要になることがあります。


🔑 この記事の3ポイント
🏠
ノンブリードとは何か

可塑剤によるブリード汚染を抑制するシーリング材の種類。外壁塗装の上塗り施工で必須の選択肢です。

⚠️
ノンブリードでも汚れる理由

「ノンブリード=完全に汚れない」は誤解。可塑剤ゼロではなく、施工方法や塗料との相性で効果が変わります。

正しい選び方のポイント

変成シリコン系ノンブリードタイプが外壁リフォームの標準。製品・施工業者の両方を正しく選ぶことが大切です。


ノンブリードシーリングとは何か?ブリード現象の正体

シーリング材には「可塑剤(かそざい)」と呼ばれる柔軟化成分が含まれています。 この可塑剤が経年で表面ににじみ出てくる現象を「ブリード現象」といいます。 ブリードが起きると、目地まわりの塗装面がベタつき、ホコリや排気ガスが付着して黒ずみに変わっていきます。 union-tosou(https://www.union-tosou.com/column/348/)


結論はシンプルです。ノンブリードタイプは、この可塑剤の量を極限まで少なくして、ブリード現象を起こしにくくしたシーリング材のことです。 一般的なシリコン系シーリング材と比べると可塑剤の添加量が大幅に抑えられており、上塗り塗装との相性が格段に良い点が特徴です。 aponline(https://aponline.jp/term/sealing/non-bleed/)


ブリード現象が外壁でどれほど深刻かというと、塗膜に粘着性が出てシワが発生したり、弾性塗料では塗膜そのものが流れ落ちるケースもあります。 外壁を塗装してから数ヶ月後に目地だけ黒ずんでくるのは、ほぼこの現象が原因です。 これは知らないと損する情報ですね。 aponline(https://aponline.jp/term/sealing/non-bleed-type-sealant/)


































種類 可塑剤 塗装との相性 特徴
一般シリコン系 多く含む ❌ 不向き 低価格・防水性は高いが塗装面が汚れやすい
ノンブリード変成シリコン 極少量 ✅ 最適 外壁塗装の上塗りに対応・耐久性・防水性のバランスが良い
ウレタン系ノンブリード 極少量 ✅ 対応可 柔軟性高・紫外線に弱いため上塗り必須
アクリル系 含む △ 条件次第 耐用年数約5年・屋外向けには不向き


ノンブリードシーリングの耐用年数と寿命の実態

一般的なシーリング材の寿命は5〜10年とされています。 ノンブリード変成シリコン系の場合、適切に施工されれば10〜15年の耐用年数が期待できます。 しかし高耐久製品として知られる「オートンイクシード」のように、20年以上の耐用年数を持つ製品も登場しています。 tosou-honpo(https://www.tosou-honpo.com/blog/1250.html)


これは使えそうです。耐用年数が長い製品を選ぶだけで、足場費用や再施工費用を大幅に節約できるからです。外壁の足場代だけで1回あたり20〜30万円かかることもあるため、シーリング材1本の単価差よりも総コストで判断することが重要です。


また、耐用年数に影響する要素は製品だけではありません。目地の深さや幅、施工時の温度管理、プライマー塗布の有無などが劣化速度を大きく左右します。 同じノンブリード製品を使っても、施工品質によって寿命が5年以上変わることも珍しくありません。施工品質が条件です。 jp.misumi-ec(https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/223303388293/)


ノンブリードシーリングが必須になる場面と場所

ノンブリードタイプが特に必要になるのは、シーリング材の上から塗装を行う「塗装仕上げ」の施工です。 サイディング外壁の目地、窓まわりのコーキング、バルコニーの防水処理などが代表的な使用場面です。 新築の際には一般的なシリコン系が使われることも多いですが、リフォームで外壁塗装を行う場合はノンブリードへの打ち替えが標準的な工程です。 malki-paint(https://www.malki-paint.com/gaihekitoso/siding_caulking_nb.html)


一方、シーリング材を露出させたまま仕上げる場合(塗装なし)や、浴室・キッチンなどの水まわりには、防水性の高い純粋なシリコン系が適しています。ノンブリードが必ずしもすべての場面で最優秀というわけではありません。つまり「どこに使うか」で選ぶ製品が変わるということですね。


下記の参考リンクでは、サイディング外壁のノンブリードシーリングについて施工事例を交えて詳しく解説されています。


サイディング外壁のコーキングに使われるノンブリードタイプの詳細解説(マルキペイント)


ノンブリードシーリングの代表製品と価格相場

市場でよく選ばれているノンブリードシーリング材の代表格はコニシの「ボンド変成シリコンコーク ノンブリード」シリーズです。 1本(320ml)あたりの小売価格は700〜1,500円前後が相場で、業者が大量購入する場合はさらに安くなります。 高耐久品の「オートンイクシード」は1本2,000〜3,000円台と高めですが、20年超の耐用年数を考えると長期的にはコストパフォーマンスが良い選択です。 search.rakuten.co(https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E5%A4%89%E6%88%90%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3+%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%99%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%9A/?p=4)


価格だけで選ぶのはリスクがあります。製品名に「ノンブリード」と書いてあっても、可塑剤ゼロではなく"極少量含む"製品がほとんどです。 経年での多少の汚れは避けられないため、「ノンブリード=永久に汚れない」という認識は誤りです。製品スペックの「可塑剤含有量」や「耐候性等級」まで確認するのが正確な選び方です。 aponline(https://aponline.jp/term/sealing/non-bleed-type-sealant/)


業者選びでも確認すべきポイントがあります。「ノンブリード変成シリコンを使います」と言うだけでなく、具体的な製品名・メーカー・シリーズ名を提示してもらうことが信頼性の判断基準になります。これが原則です。


下記のAPオンラインでは、各シーリング材の特性・可塑剤の影響について専門的に解説されています。


ノンブリードタイプのシーリング材 専門解説(APオンライン トソウペディア)


外壁リフォームでノンブリードシーリングを選ぶ際の独自視点:DIYでの注意点

ホームセンターでもノンブリードタイプのシーリング材は購入できます。そのため「自分でコーキング打ち直しができるのでは?」と考える方も増えています。実際、軽微なひび割れや小さな隙間への充填はDIYでも対応できる場合があります。しかし、見落とされがちな重大なリスクがあります。


既存のシーリング材を取り除かずに「増し打ち」で上から充填するだけでは、下層の古いシーリングが収縮・劣化している場合、数年以内に新しい層ごと剥がれてしまいます。意外ですね。正しくは既存材を全撤去してから「打ち替え」を行うのが基本です。


また、窓まわりやサッシ際のコーキングを撤去する際に、防水テープやバックアップ材を傷つけると雨漏りリスクが一気に高まります。外壁の目地は奥行きが10〜20mm(名刺の短辺くらい)あり、奥の下地材まで誤って削ってしまうケースも報告されています。DIYで対応できる範囲の見極めが条件です。


コーキングガンや専用ならし棒などDIY工具の費用を合算すると、初回は材料費だけで5,000〜10,000円以上かかることもあります。専門業者に頼む場合の目地1本あたりの費用相場は500〜1,000円程度とも言われており、箇所数が多ければプロへの依頼の方がトータルで安上がりになるケースも少なくありません。


シーリングのブリード現象とノンブリードシーリング材についての詳解(MBPジャパン)