唐草は「装飾」だと思っている方が多いですが、実は放置すると外壁全体が腐食し修理費が100万円超えになることがあります。
唐草(からくさ)は、屋根の外側を囲い込む金属製の板金部材です。具体的には「軒先」と「ケラバ」の2箇所に取り付けられます。 machiyane-hikone(https://machiyane-hikone.com/column/201902226yanekarakusasetumeiyi.html)
軒先とは屋根の最も低い部分で、外壁より少し張り出した箇所のこと。ケラバとは、切妻屋根を正面から見たときに「への字」に見える屋根の端の部分です。 どちらも雨水が最初に流れ込んでくる場所であり、ここをしっかり守ることが家全体の防水性能を左右します。 machiyane-hikone(https://machiyane-hikone.com/column/201902226yanekarakusasetumeiyi.html)
なぜ「唐草」という名前なのか、気になる方も多いでしょう。昔の屋根では軒先の瓦に唐草模様(つるが絡み合うデザイン)を施す習慣がありました。 その名残が部材の名称として残り、今日まで「唐草」と呼ばれています。つまり名前の由来は装飾であり、現在の機能とは全く別の話です。 machiyane-hikone(https://machiyane-hikone.com/column/201902226yanekarakusasetumeiyi.html)
唐草の役割は大きく3つに整理できます。それぞれ無視できない機能を持っています。
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この3つがうまく機能することで、外壁の汚れ・カビ・腐食が大幅に抑えられます。いいことですね。
雨水が壁を伝うと、外壁だけでなく基礎にまでダメージが及びます。 基礎にひびが入れば修繕費は50〜100万円超えになることもあります。唐草はそこへ至るリスクを最初の段階でブロックする「縁の下の力持ち」です。 risaburo(https://www.risaburo.jp/blog/arabesque_roof.html)
唐草一本で家全体を守る、というのが基本です。
唐草は屋根の種類や設置場所によって形状・素材が異なります。主な分類を整理すると以下の通りです。
| 種類 | 素材 | 特徴 |
|------|------|------|
| 軒先唐草 | ガルバリウム鋼板・トタン | 軒先に取り付ける。スレート・金属屋根共通 |
| ケラバ唐草 | ガルバリウム鋼板 | ケラバ端部に取り付ける。風雨への耐性が高い |
| 捨唐草 | ガルバリウム鋼板 | スレート屋根の下に入れる「隠れ唐草」。 chiba-gaiheki(https://chiba-gaiheki.com/blog/5076/) |
| 木製唐草 | 木材 | 古い和風建築向け。腐食しやすくほぼ現代では使わない |
捨唐草(すてからくさ)は目に見えない部分に設置されるため、存在を知らないリフォームオーナーが多い部材です。 スレート屋根を塗装・葺き替えする際はこの捨唐草も確認してもらうことが重要です。 chiba-gaiheki(https://chiba-gaiheki.com/blog/5076/)
唐草の修理費用を調べると「安そう」と感じる方もいますが、実際は足場代がかかる点を見落としがちです。痛いですね。
唐草の修理費用単価は2,000〜3,000円/mが相場です。 例えば軒先周囲が20mの住宅なら、唐草交換費用だけで4〜6万円になります。しかし屋根工事では脚立程度で作業できる高さではないため、必ず足場の設置が必要です。 machiyane-nagoyaminami(https://machiyane-nagoyaminami.com/column/%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E3%81%AE%E5%94%90%E8%8D%89%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E5%BD%B9%E5%89%B2%E3%82%84%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0.html)
足場代の相場は600〜1,000円/㎡で、延床面積30坪(約100㎡)の住宅では6〜10万円かかります。 これを合計すると、唐草修理だけでも総額15万円前後になるのが一般的です。 machiyane-nagoyaminami(https://machiyane-nagoyaminami.com/column/%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E3%81%AE%E5%94%90%E8%8D%89%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E5%BD%B9%E5%89%B2%E3%82%84%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0.html)
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せっかく足場を組むなら、雨樋や屋根塗装のメンテナンスもまとめて依頼すると費用対効果が高まります。これは使えそうです。
唐草の交換は屋根全体のリフォームとセットが原則です。 単体交換は技術的にも難しく、板金唐草を単独で外して付け直すことはほぼできないため、屋根カバー工法や葺き替えのタイミングに合わせて施工するのが基本的な考え方です。 wadachi-kenchiku(https://wadachi-kenchiku.com/ym/noki-karakusa/)
参考:唐草修理費用の相場と足場費用について詳しく解説されています。
屋根の唐草とは?役割や修理費用まで|街の屋根やさん名古屋南店
唐草には一般的にあまり知られていない「穴あき唐草」という種類があります。意外ですね。
通常の唐草は水を流すことだけを想定した密閉型ですが、穴あき唐草は文字通り小さな穴が開いており、屋根内部の湿気を外に逃がす換気機能を持っています。 山形県など積雪地域では屋根内部に水蒸気が溜まりやすく、結露による野地板(屋根の下地板)の腐食が問題になります。穴あき唐草を使うことで、屋根内部に水分がこもりにくくなります。 kenban.co(https://kenban.co.jp/accessory/arabesque)
雨漏りを防ぐだけでなく、「屋根内部の湿気を出す」という発想は、先人の職人知恵が詰まったものです。 現在では北海道・東北などの寒冷地を中心に採用されていますが、近年は関東以西でも結露対策として採用ケースが増えています。 kenban.co(https://kenban.co.jp/accessory/arabesque)
リフォームを検討している方が業者に「穴あき唐草って必要ですか?」と確認するだけで、屋根内部の結露リスクを事前に把握できます。これが条件です。換気唐草の採用有無は見積書には書かれないことも多いため、質問することで悪質業者のスクリーニングにもなります。
参考:山形独自の穴あき唐草について解説されています。
唐草は普段目に入りにくい部材のため、劣化に気づかないまま放置されるケースが多くあります。気づいたときには手遅れ、ということも珍しくありません。
代表的な劣化サインは次の通りです。
点検の推奨タイミングは5〜10年に一度、または台風・大雨の後です。 年数だけで判断するより、強い台風が来た後に1度確認する習慣をつけるのが現実的です。 nihon-ibushikawara.co(https://www.nihon-ibushikawara.co.jp/blog/%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8C%E3%81%93%E3%82%8C/p17557/)
唐草の点検は自分で行うことも一応可能ですが、屋根の上に登るのは非常に危険です。地上から双眼鏡で確認するか、専門業者に無料点検を依頼するほうが安全で確実です。複数の業者に相見積もりを取って、見積書に唐草の修理費用が明記されているか確認することをおすすめします。 machiyane-nagoyaminami(https://machiyane-nagoyaminami.com/column/%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E3%81%AE%E5%94%90%E8%8D%89%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E5%BD%B9%E5%89%B2%E3%82%84%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0.html)
参考:唐草を含む屋根重要部位の劣化リスクについて詳しく解説されています。
屋根の重要部位 ケラバと唐草とは?役割と劣化放置のリスクを徹底解説|日本いぶし瓦