変成シリコンを使えば必ず塗装できると思っていたなら、あなたは数万円の再施工費を払うリスクがあります。
変成シリコン(変成シリコーン系シーリング材)とは、シリコーン樹脂の耐候性を活かしながら、樹脂構造を改良して塗料との密着性を確保した建築用シーリング材です。 一般的に「シリコン」と呼ばれるシリコーン系シーリング材は耐水性・耐熱性に優れているものの、塗料がまったくのりません。 sekisui-fuller.co(https://www.sekisui-fuller.co.jp/solution/building-construction/what-is-modified-silicone/)
シリコーン系は表面に強い撥水性・撥油性があるため、塗料をはじく・乾燥不良・早期剥離という3つの不具合が高確率で起こります。 つまり、名前が似ていても全く別の材料として扱う必要があります。 sasaki-toryo.co(https://sasaki-toryo.co.jp/column/modified-silicone-vs-silicone-paintable-guide/)
リフォームでよく補修される外壁の目地やサッシ廻りは、後から塗装することを前提とした部位です。 そこにうっかりシリコーン系を使ってしまうと、シーリング材の撤去・再施工・工期遅延というコスト増に直結します。 違いはこれだけ覚えておけばOKです。 sasaki-toryo.co(https://sasaki-toryo.co.jp/column/modified-silicone-vs-silicone-paintable-guide/)
| 比較項目 | シリコーン系 | 変成シリコン系 |
|---|---|---|
| 塗装の可否 | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
| 耐水性 | ◎ 非常に高い | ○ やや劣る |
| 耐候性 | ◎ | ○〜◎ |
| 主な用途 | 浴室・水回り | 外壁目地・サッシ廻り |
| 価格 | 比較的安価 | やや高め |
変成シリコンには「ブリード現象」というリフォームでは致命的な問題があります。ブリード現象とは、シーリング材に柔軟性を持たせるために添加された可塑剤が塗膜の表面ににじみ出て、大気中のほこりや油分が付着し黒ずみになる現象です。 paint1ban(https://www.paint1ban.net/16437665696623)
痛いですね。せっかく外壁塗装をきれいに仕上げても、数ヶ月後に黒い帯状の汚れが目地周りに浮かび上がります。 paint1ban(https://paint1ban.com/7067)
この問題を防ぐために選ぶべきなのが、「ノンブリードタイプ(NB)」の変成シリコンです。 ノンブリードとは可塑剤を含まないか、極少量しか添加していない製品のことで、塗装後の汚染リスクを大幅に下げます。 外壁の目地補修なら、ノンブリードが原則です。 paint1ban(https://www.paint1ban.net/16437665696623)
さらに注意が必要なのが、市販されている変成シリコン製品のうち塗装適合品は全体の約30%程度しかないという点です。 ホームセンターで「変成シリコン」と書いてあるものを買っても、ノンブリードでなければ塗装後の黒ずみは避けられません。商品パッケージに「NB」「ノンブリード」の表記があるかを必ず確認してください。 szk-biso(https://szk-biso.jp/blog/29776/)
参考:ブリード現象の詳しいメカニズムと対策について
塗装後に起きるブリード現象(塗膜汚染)の原因と対策について|ペイント1番
変成シリコンを打ったあと、すぐに塗装してはいけません。これは意外と見落とされがちなポイントです。セメダイン社の公式情報によると、水性塗料の場合は春・夏・秋季で施工後1日以上、冬季は4日以上待つ必要があり、いずれも7日以内に塗装を済ませることが推奨されています。 faq.cemedine.co(https://faq.cemedine.co.jp/architecture/detail?site=T5WB9K2B&category=87&id=16)
冬季は4日待ちが条件です。工期が短いリフォームでは、このタイミングを守らないとシーリング材の表面皮膜が薄いまま塗装されてしまい、はじきやベタつきの原因になります。 hasegawa-tnet(https://www.hasegawa-tnet.com/pages/3430195/page_201912070933)
逆に長く放置しすぎるのも問題で、7日を超えると紫外線劣化が始まり塗料の密着性が落ちます。 「1日〜7日以内」という施工窓口を守ることが条件です。 faq.cemedine.co(https://faq.cemedine.co.jp/architecture/detail?site=T5WB9K2B&category=87&id=16)
参考:施工後の塗装可能タイミングに関する公式情報
変成シリコーンに塗装する場合、施工後どれくらい経てば可能ですか?|セメダイン公式FAQ
「塗装できる」とはいっても、変成シリコンの上に重ねられる塗料の種類は限られています。これが正確に理解されていないことが、リフォームのトラブル原因の一つです。
結論から言うと、外装用の水性系・溶剤系ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料は変成シリコンの上に塗装可能です。 一方で、油性のオイルペイント(ラッカー系)は密着不良の原因になるため使用を避けてください。 塗料の種類だけは間違えないことが大切です。 question.realestate.yahoo.co(https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1045114305/)
また、下地の状態も塗料の密着に大きく影響します。施工箇所にほこり・油分・水分が残っていると、いくらノンブリードの変成シリコンでも密着がうまくいきません。 塗装前には必ずシーリング面を乾燥・清掃してから臨みましょう。 m-kensou(https://www.m-kensou.com/blog/%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%82%B1%E3%83%B3%E9%AB%98%E5%B4%8E%E5%BA%97%E7%99%BA%E4%BF%A1%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/20241219ns/)
プライマー(下塗り材)の使用も検討すると安心です。変成シリコンには専用プライマーが必要な製品もあり、これを省略すると後日の剥離リスクが高まります。 専用プライマーを事前に準備することが必須です。 takahashibankin-kogyo(https://takahashibankin-kogyo.com/2021/03/11/ienogaibudenosirikonnsirantosiyougennkinnnoriyuutosenntakusubekisiringuzainituitekuwasikukaisetusimasu/)
変成シリコンそのものの寿命は一般的に10〜15年とされています。 ただし、これはあくまで適切な施工と塗装メンテナンスが行われた場合の話です。塗装で表面を保護することで、シーリング材自体の劣化が遅くなることも覚えておきましょう。 yaneyasan14(https://www.yaneyasan14.net/blog/81352.html)
打ち替えが必要なサインは2つです。
この劣化サインを放置すると、小さな隙間から雨水が侵入して外壁材・下地材の腐食、最終的には雨漏りへとつながります。 5〜10年を目安に専門業者に点検を依頼することが推奨されています。 hasegawa-tnet(https://www.hasegawa-tnet.com/pages/3430195/page_201912070933)
いいことですね。打ち替えサインを早期に発見できれば、部分的な補修で済み、外壁全体の張り替えという大きな出費を回避できます。劣化したシーリング材の打ち替え費用は1mあたり1,000〜1,500円程度が相場であるのに対し、放置して雨漏りになってからの修繕費用は数十万円規模になることもあります。定期的な目視チェックを習慣にすることが、リフォームコストを最小化する一番の近道です。 hirakata-toso(https://hirakata-toso.jp/column/20250112760/)
参考:変成シリコンの劣化と打ち替えについての詳細情報
変成シリコンの使い方・劣化サインと打ち替えタイミング|長谷川建材
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