逆浸透膜とは何か塩の除去と浄水の仕組みを徹底解説

逆浸透膜(RO膜)は塩分を99%以上除去できるフィルターですが、リフォームで導入する前に知っておくべき意外な落とし穴があります。あなたの家の水質改善に本当に役立つ情報とは?

逆浸透膜とは塩を除去する仕組みと活用法

逆浸透膜(RO膜)3つのポイント
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塩分除去率98〜99.9%

ナトリウムイオンをはじめ、重金属・農薬・ウイルスまで水分子以外のほぼすべての物質を除去。水道水の不純物対策として最高峰のフィルター技術です。

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リフォームで導入できる

キッチンのシンク下に設置するアンダーシンク型が主流。リフォームのタイミングで設置すれば工事コストを大幅に抑えられます。

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ミネラルも除去される

塩分だけでなくカルシウム・マグネシウムなど体に必要なミネラルも同時に除去されます。長期使用時は食事からのミネラル摂取が重要になります。


逆浸透膜浄水器を導入したのに、実は水道代が毎月2,000円以上増えていた家が続出しています。


逆浸透膜とは何か:RO膜の基本原理


逆浸透膜(RO膜/Reverse Osmosis膜)とは、水分子だけを通過させる非常に細かいフィルターのことです。 孔のサイズは0.0001マイクロメートル程度で、これはウイルス(約0.02〜0.3マイクロメートル)よりはるかに小さいサイズです。 suirei.co(https://www.suirei.co.jp/blog/2025/04/ro-explanation/)


自然界では「浸透」という現象があり、半透膜を挟んで濃度の異なる液体を置くと、水分子が薄い方から濃い方へ自然に移動します。 逆浸透膜はその逆で、濃い側(塩水・汚染水)に人工的に圧力をかけ、水分子だけを薄い側へ強制的に押し出す仕組みです。 rotec-hid(https://www.rotec-hid.com/ja/news/how-does-ro-membrane-achieve-99-9-salt-rejection/)


これが基本原理です。


圧力をかけることで、ナトリウムイオン(塩分)・重金属・農薬・トリハロメタンなど、水分子より大きいほぼすべての物質を除去できます。 塩分(ナトリウム)の除去率は95〜99%に達し、鉛・カドミウムなどの重金属は99%以上除去可能です。 kan-tech.co(https://kan-tech.co.jp/iframe/roheikinnnouryoku.html)


つまり「水だけを通すフィルター」ということですね。


海水淡水化プラントでも同じ技術が使われており、福岡市では逆浸透膜法による施設が1日あたり5万m³(福岡市水道供給量の約20%)の飲料水を供給しています。 家庭用浄水器から国家規模のインフラまで、幅広く活躍している技術です。 www0.scej(https://www0.scej.org/education/kaitan.html)


逆浸透膜で塩を除去する仕組みと除去率の実態

「塩を除去する」というと、料理に使う食塩(塩化ナトリウム)だけを取り除くイメージを持つ方が多いでしょう。しかし実際には、水中に溶けたすべての「イオン」を区別なく除去します。 rotec-hid(https://www.rotec-hid.com/ja/news/how-does-ro-membrane-achieve-99-9-salt-rejection/)


具体的な除去率を見てみましょう。


成分 除去率の目安
ナトリウム(塩分) 95〜99%
カルシウム 94〜97%
マグネシウム 90〜98%
96〜99%
ヒ素 84〜96%
硝酸(NO₃) 60〜75%
トリハロメタン ほぼ100%
アスベスト ほぼ100%


fuji-roka.co(https://fuji-roka.co.jp/ro.htm)


注目すべきは硝酸イオンの除去率が60〜75%と比較的低い点です。 農業地帯や古い配管が多い地域で硝酸塩汚染が心配な場合は、この数値を事前に確認しておくと安心です。 kan-tech.co(https://kan-tech.co.jp/iframe/roheikinnnouryoku.html)


逆に、トリハロメタンとアスベストはほぼ100%除去できます。 水道水の塩素消毒によって生じるトリハロメタンを気にしている方には、RO膜は特に効果が高いフィルターといえます。 fuji-roka.co(https://fuji-roka.co.jp/ro.htm)


逆浸透膜浄水器をリフォームで導入するときの費用と注意点

リフォームで逆浸透膜浄水器(RO浄水器)を設置する場合、主に「アンダーシンク型(シンク下設置)」を選ぶのが一般的です。 システムキッチンのシンク下に本体と貯水タンクを収納するため、スペースの確認が必須になります。 verusaqua.co(https://www.verusaqua.co.jp/case/installation2018.html)


費用の目安を確認しておきましょう。


  • 🔧 本体価格:家庭用は1万5,000〜10万円程度(製品によって幅がある)
  • 🔧 設置工事費:別途1〜3万円程度
  • 🔧 フィルター交換費:前処理・仕上げフィルターは年1回、RO膜本体は2〜3年ごとに交換
  • my-best(https://my-best.com/31957)

  • 🔧 水道代の増加:浄水1Lあたり2〜3Lの排水が発生するため、水道代が増える
  • multipure.co(https://multipure.co.jp/blog/ro-water-purifier/)


「水道代が増える」という点は見落とされがちです。 RO膜は膜に圧力をかけて水分子だけを分離するため、不純物を濃縮した「排水」が必ず発生します。製品によっては浄水1Lを得るために3L以上の水を消費するものもあり、月々の水道代が2,000円以上増えるケースもあります。 multipure.co(https://multipure.co.jp/blog/ro-water-purifier/)


これは導入前に必ず計算しておくべきコストです。


リフォームのタイミングで設置すれば、配管工事をまとめて依頼できるため工費を抑えやすくなります。 キッチン交換と同時に施工業者へ相談するのがベストなタイミングといえます。 verusaqua.co(https://www.verusaqua.co.jp/case/installation2018.html)


逆浸透膜で塩とミネラルが両方除去される健康への影響

逆浸透膜はミネラルも除去します。これが盲点です。


カルシウムやマグネシウムといった体に必要なミネラルは、水中ではイオンの形で溶けています。 RO膜はイオン化した物質を区別せず除去するため、体に有益なミネラルも同時に取り除いてしまいます。カルシウムの除去率は94〜97%、マグネシウムは90〜98%です。 multipure.co(https://multipure.co.jp/blog/ro-water-purifier/)


ただし、過度に心配する必要はありません。


日本人が1日に食事と水から摂取するカルシウムのうち、水由来はごくわずか(全体の数%程度)です。バランスのとれた食事を続けていれば、RO水を飲用することでミネラル不足になる可能性は低いとされています。


一方、「純水(H₂O)に近い水は体内の物質を溶かし込む性質が強い」という指摘をする専門家もいます。 長期的・大量の飲用については個人差があるため、気になる場合は専門家への相談が安心です。 multipure.co(https://multipure.co.jp/blog/ro-water-purifier/)


RO水の健康リスクを減らしたい場合は、後段に「ミネラル添加フィルター」や「アルカリイオン化フィルター」を追加できる機種を選ぶのが一つの手です。 このタイプは「逆浸透膜+ミネラル補給」機能を組み合わせており、純水の飲用に不安を感じる方に向いています。 futagamigs(https://www.futagamigs.com/a2_01_reform/a2_01_02_bath/a2_01_02_01remake/)


逆浸透膜とイオン交換膜の違い:塩の製造から学ぶ活用の幅

逆浸透膜は塩を「除去」するだけでなく、製塩の現場では海水を「濃縮」するためにも使われています。意外な使われ方ですね。


製塩工程では、逆浸透膜に海水を通すことで塩分濃度を通常の約3.5%から8%程度まで引き上げ、その後の加熱濃縮に必要なエネルギーを大幅に削減します。 つまりRO膜は「塩分を除去する」方向にも「塩分を濃縮する」方向にも利用できる汎用技術なのです。 fushitaka(https://www.fushitaka.com/cont/mutter/salt2.html)


活用の幅が広い技術ということですね。


これに対し、イオン交換膜は電気を使って特定のイオン(ナトリウム・塩素など)を選択的に移動させる技術です。 一般的な食塩(精製塩)はイオン交換膜+立釜法で製造されており、ほぼ塩化ナトリウムのみに精製されています。 cafe-peach(https://cafe-peach.com/amazon-shio/)


技術 原理 主な用途 ミネラル残存
逆浸透膜(RO膜) 圧力で水分子だけを通す 飲料水浄化・海水淡水化・製塩の濃縮 ほぼゼロ
イオン交換膜 電気でイオンを選択移動 精製塩の製造・工業用純水 ほぼゼロ
天日・平釜 蒸発・加熱で水分を飛ばす 伝統的な塩づくり 残存あり


sa-si-su-se-so(https://sa-si-su-se-so.com/shio/)


リフォームで導入する浄水器を選ぶ際、「天然ミネラルを残したい」ならRO膜以外の方式(活性炭フィルターなど)を検討し、「できる限り不純物を除去したい」ならRO膜一択という判断基準になります。 pure-water(https://www.pure-water.jp/html/page5.html)


目的に合わせて選ぶのが基本です。


参考:逆浸透膜の平均除去能力(成分別データ)
逆浸透膜式(RO)装置の平均除去能力 | カンテック株式会社


参考:家庭用逆浸透膜浄水器のデメリットと特徴
家庭用の逆浸透膜浄水器のデメリットとは?RO水の特徴 | マルチピュア


参考:RO膜の99.9%塩除去率の仕組み(英語版・詳細技術解説)
RO膜はどのようにして99.9%の塩除去率を実現するのか?| Rotec


参考:海水淡水化プロセスにおける逆浸透膜の詳細
海水淡水化−限外濾過と逆浸透法による膜濾過プロセス | 化学工学会






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