ダイスを使えば、潰れたボルトのねじ山が500円以下の工具で復活します。
ダイスは、丸棒やボルト素材の外周に外ねじ(おねじ)を切るためのねじ加工工具です。 内側に螺旋状の刃がついた円盤型の工具で、ボルトにあてて回転させることでねじ山を削り出す、またはつぶれたねじ山を整える仕組みになっています。 metal-master(https://www.metal-master.jp/glossary/external-thread-die)
タップが内ねじ(ナット・めねじ)用なのに対し、ダイスは外ねじ専用です。 つまり、「ボルト側のねじ山」に困ったときに使う工具がダイスと覚えておけばOKです。 inviting(https://inviting.jp/knowledge/tools/tap-die-3/)
リフォーム作業中に「古いボルトがナットに入らない」「ねじ山がさびて潰れた」という場面は意外と多いです。そんなとき、ダイスがあれば新しいボルトに交換しなくても修復できるケースがあります。 これは知っておくと得です。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=bwwx23FHjlg)
ダイスが一体どの場面で使われるのか、次はねじ切りの基礎から見ていきましょう。
ダイスにはいくつかの種類があり、用途によって使い分ける必要があります。種類を間違えると、思うようにねじが切れなかったり、工具が破損したりするリスクがあります。
代表的な種類は以下の3つです。 jp.misumi-ec(https://jp.misumi-ec.com/tech-info/categories/technical_data/td06/x0023.html)
| 種類 | 特徴 | こんな用途に |
|---|---|---|
| ソリッドダイス(丸ダイス) | 1枚の円盤型。サイズ調整不可だが丈夫 | 重切削・量産向け |
| オープンダイス(スプリットダイス) | 切れ目があり、サイズを微調整できる | ねじ山の仕上げ・修正 |
| ねじ転造ダイス | 切削ではなく塑性変形でねじ山を作る | 量産加工・高強度が必要な場面 |
DIYやリフォーム現場で使うのは、丸ダイス(ソリッドダイス)がほとんどです。これが基本です。
選ぶ際に確認すべきポイントは2つ。まずは「ねじのサイズ(M○○)」を確認すること。次に「ピッチ(ねじ山の間隔)」が合っているかを確認することです。 たとえばM8×P1.25と書いてあれば、外径8mm・ピッチ1.25mmのボルト用ということです。はがきの短辺(10cm)の約12分の1がピッチ1mmの感覚と覚えると、イメージしやすいです。 store.shopping.yahoo.co(https://store.shopping.yahoo.co.jp/a-next-shop/tool-i-573-t-01-a.html)
ピッチが違うダイスを使うと、既存のナットにはまらなくなります。事前に必ずノギスかピッチゲージで確認してから購入してください。 inviting(https://inviting.jp/knowledge/tools/tap-die-3/)
ダイスの使い方は難しくありません。ただし、手順を守らないと工具が破損したり、ねじが傾いたりする失敗が起きます。
正しい手順は以下のとおりです。 yamaca.in.coocan(https://yamaca.in.coocan.jp/jisaku2/dice.htm)
潤滑油は必須です。 油をつけずに回すと、摩擦熱でダイスの刃が傷み、寿命が大幅に縮まります。また「1回転→1/4戻し」の動作は省略しないことが大切です。切粉が詰まると、せっかく切ったねじ山が荒れてしまいます。 yamaca.in.coocan(https://yamaca.in.coocan.jp/jisaku2/dice.htm)
ダイスには表と裏があります。面取りが大きい(テーパーがかかっている)ほうが食いつき側で、こちらを素材にあてて作業を開始します。 裏表を逆にして使うと、うまく食いつかず空回りする原因になります。 yamaca.in.coocan(https://yamaca.in.coocan.jp/jisaku2/dice.htm)
意外と見落とされるポイントですね。
ミスミ技術情報:ダイスの特長・種類・使用方法(工業用部品大手ミスミによる解説。ダイスの分類や選定の参考になります)
ホームセンターやネット通販では、タップとダイスが一緒になったタップダイスセットが1,500円〜5,000円前後で販売されています。 単品で揃えるよりもコストを抑えられるため、リフォームのDIYに初めて挑戦する方にはセット品がおすすめです。 store.shopping.yahoo.co(https://store.shopping.yahoo.co.jp/a-next-shop/tool-i-513-xx-01-a.html)
チェックすべきポイントを整理します。
store.shopping.yahoo.co(https://store.shopping.yahoo.co.jp/a-next-shop/tool-i-573-t-01-a.html)
セットの内容を確認する際は、「ピッチゲージ」が付属しているかも見ておくと良いです。ピッチゲージがあれば、手元のボルトのピッチを素早く特定でき、サイズ違いの失敗を防げます。これは実務で非常に便利です。
タップ・ダイスの使い方と選び方|inviting.jp(選び方・使い方・注意点が網羅されており、初心者の参考に最適)
リフォームを自分でやっているとき、「ボルトが入らない」「ナットが締まらない」という場面は頻繁に起きます。こういったトラブルの8割以上は、さびや変形によるねじ山の損傷が原因です。 新しいボルトに丸ごと交換するより、ダイスで修復するほうがコストと手間の両面で有利なことがほとんどです。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=bwwx23FHjlg)
ダイスが特に役立つリフォームシーンをまとめます。
特に注意したいのは、水回りです。水栓や給水管のおねじが不完全なまま接続すると、締め込み不足から水漏れが発生します。水回りのDIYでダイスを使ってねじ山を修復する前後は、必ずシールテープを正しく巻き直すことも忘れないようにしてください。
結論は「まずダイスで修復、それでも無理なら部品交換」です。この手順で進めると、不要な出費を大幅に減らせます。
Metal Master:ダイスとは?(外ねじ加工の専門解説。現場での利用場面が詳しく紹介されています)