バックアップ材を入れないと、外壁が10年もたずに雨漏りするリスクが跳ね上がります。
バックアップ材とは、建築工事の際に外壁面の目地(つなぎ目の隙間)に挿入するポリエチレン発泡体製の副資材です。 外壁パネル同士のつなぎ目にはシーリング材(コーキング)を充填して防水・気密性を確保しますが、その下地として目地の底に詰めるのがバックアップ材です。 jointnavi(https://jointnavi.net/glossary/backup-zai/)
普段は外壁の奥に隠れているため、リフォームを検討している方でも存在を知らないことが多いです。しかし、この材料が正しく使われているかどうかが、建物の耐久性に直結します。見えない場所ほど重要です。
バックアップ材は「スポンジ状の棒」や「丸棒状」の形状が一般的で、目地の形状に合わせて直径10〜30mm前後のサイズが揃っています。 はがきの横幅(10cm)程度の長さにカットして使う場面もありますが、長尺ものをロールで購入することが多いです。つまり、現場では目地の幅に合わせて柔軟に調整できる素材です。 sakai-grp(https://www.sakai-grp.com/humhumlab/20260317-821/)
バックアップ材の最大の役割は「三面接着の防止」です。 三面接着とは、シーリング材が目地の左側・右側・底面の3方向に接着してしまう状態のことを指します。3方向に固定されたシーリング材は伸縮できず、建物の揺れや気温変化に追随できなくなります。 meikou-shinrai(https://www.meikou-shinrai.com/21508/)
地震や季節ごとの温度差で外壁は微妙に動きます。シーリング材がこの動きに追随できないと、施工後数年で亀裂や剥がれが起こります。 バックアップ材を目地の底に挿入することで、シーリング材は左右の「二面接着」のみになり、ゴムのように自由に伸び縮みできます。これが基本原則です。 meikou-shinrai(https://www.meikou-shinrai.com/21508/)
バックアップ材にはもう一つの役割があり、シーリング材の充填深さ(肉厚)を適切に保つ機能も担っています。 シーリング材が薄すぎると強度不足になり、厚すぎると逆に伸縮性を損ないます。目地の幅に対して深さの比率を「1:1」程度に保つのが理想で、バックアップ材がこの調整役を果たします。適切な肉厚が条件です。 kyoryo-shc(https://www.kyoryo-shc.jp/bond-breaker/)
バックアップ材に使われる素材は主に2種類あります。 kyoryo-shc(https://www.kyoryo-shc.jp/water-proof/)
住宅用のバックアップ材はほとんどが防水仕様で、雨水の侵入を防ぐ性能を標準で持っています。 一方で、防水性能の選び方を誤ると標準より高額な材料を購入するだけで済まず、建物内部への水侵入リスクも残るため注意が必要です。 kyoryo-shc(https://www.kyoryo-shc.jp/water-proof/)
サイズ選びは「目地幅+2〜3mm」が基本です。 目地幅より少し太いバックアップ材を圧縮して挿入することで、目地内にしっかり固定されます。小さすぎると動いてしまい、大きすぎると目地を傷つけることもあります。これは意外ですね。 sakai-grp(https://www.sakai-grp.com/humhumlab/20260317-821/)
バックアップ材と混同されやすい資材に「ボンドブレーカー」があります。 どちらも三面接着を防ぐ目的で使いますが、使う場面が異なります。 kyoryo-shc(https://www.kyoryo-shc.jp/bond-breaker/)
| 項目 | バックアップ材 | ボンドブレーカー |
|---|---|---|
| 形状 | 丸棒・角棒状のフォーム | テープ状 |
| 使用場面 | 目地に深さがある場合(目地深さ調整が必要な場所) | 目地が浅く奥行きがない場合(スラブや床面など) |
| 主な素材 | ポリエチレンフォーム・ウレタンフォーム | ポリエチレンテープ |
| 目地深さ調整 | ⭕ できる | ❌ できない |
目地に十分な深さがある外壁パネルの継ぎ目ではバックアップ材を、フラットで浅い目地にはボンドブレーカーを使います。 リフォームの見積書に「ボンドブレーカー」と記載されていても驚く必要はなく、目地の形状に応じた正しい選択です。つまり、目地の深さが判断基準です。 kyoryo-shc(https://www.kyoryo-shc.jp/bond-breaker/)
外壁のリフォームで業者に施工内容を確認する際は、「バックアップ材かボンドブレーカー、どちらを使う目地か」を聞いてみると、施工精度の高い業者かどうかを見分ける判断材料になります。これは使えそうです。
外壁リフォームやコーキング打ち替えを業者に依頼する際、バックアップ材の施工が正しく行われているか確認しないと、数年後に再度工事費が発生するリスクがあります。 コーキングの打ち替え費用は1mあたり1,000〜2,000円程度ですが、防水不良による雨漏り補修が加わると数十万円規模の出費になることもあります。 funabashi.mypl(https://funabashi.mypl.net/shop/00000378712/news?d=3076240)
確認すべきポイントは以下の通りです。
特に注意すべきは、バックアップ材を省略してシーリング材をそのまま深く充填するケースです。 コストを下げるために省略する業者も存在し、外見上は問題なく見えますが、三面接着状態になるため数年でひび割れが発生します。施工後に外から判断することはほぼ不可能なため、事前の確認が唯一の対策です。 meikou-shinrai(https://www.meikou-shinrai.com/21508/)
外壁の目地幅が10mm前後であれば、直径12〜13mmのバックアップ材が標準サイズとして使われます。 リフォーム前に「目地の幅と深さを計測し、バックアップ材のサイズ選定記録を提示してほしい」と業者に一言伝えるだけで、施工品質の意識を引き上げる効果があります。確認する習慣が大切です。 sakai-grp(https://www.sakai-grp.com/humhumlab/20260317-821/)
外壁のシーリング工事全般について詳しく解説している参考情報として、施工手順の詳細が確認できます。
三面接着・二面接着の概念とバックアップ材の選び方について、施工業者視点で詳しく説明されています。リフォーム業者への確認事項を整理する際の参考に。
ボンドブレーカーとバックアップ材の違いを解説(橋梁・住宅向け)
バックアップ材とボンドブレーカーの使い分けについて、材料・施工方法の比較が詳しくまとめられています。見積書の確認時に役立つ情報です。 kyoryo-shc(https://www.kyoryo-shc.jp/bond-breaker/)