アスファルトシングルで塗装すると、かえって雨漏りのリスクが上がります。
アスファルトシングルは、1903年にアメリカで開発された屋根材です。 ガラス繊維(グラスファイバー)を芯材にして、防水性の高いアスファルトを含浸させ、表面に着色した石粒をコーティングしたシート状の屋根材です。 厚みは約3〜5mmと薄く、折り曲げても使える柔軟性が大きな特徴です。 kamisei.co(https://kamisei.co.jp/news/92993)
「シングル」または「シングル葺き」と略して呼ばれることも多いです。 屋根の防水シートであるルーフィングシートにアスファルトを使用するのと同じ素材のため、くぎ孔シール性が高く、釘の周辺から水が浸入しにくい構造になっています。 つまり、材料自体の防水性が高い屋根材です。 yanekabeya(https://yanekabeya.com/asphaltsingle/)
アメリカでは戸建て住宅の80%以上で使用されるほど普及しています。 日本国内での市場シェアはまだ5.6%程度ですが、建売住宅を中心に増加傾向にあります。 金属屋根(シェア63.2%)やスレート(15.0%)と比べると日本ではまだマイナーな存在です。 yanekabeya(https://yanekabeya.com/asphaltsingle/)
| 屋根材 | 重さ(/㎡) | 国内シェア | 耐用年数 |
|---|---|---|---|
| スレート(コロニアル) | 約20kg | 15.0% | 20〜25年 |
| アスファルトシングル | 約10kg | 5.6% | 15〜30年 |
| 金属屋根(ガルバリウム) | 約5kg | 63.2% | 30〜40年以上 |
| 陶器瓦 | 約50kg以上 | 13.4% | 50年〜 |
最大のメリットは、その軽さとコストの安さです。スレートよりもさらに軽いため、建物への負担が少なく、耐震性の向上につながります。 スレートが1㎡あたり約20kgなのに対し、アスファルトシングルは約10kg。東京ドームのグラウンド面積(約13,000㎡)に換算すると、約13万kgもの差になる計算です。 kamisei.co(https://kamisei.co.jp/news/92993)
防水性の面でも優秀です。屋根が夏に60℃以上に達したとき、アスファルトが溶けて釘穴部分にアスファルトが密着するセルフシール機能があります。 これはとてもいいことですね。割れやサビの心配がないのも大きなポイントで、スレート屋根で問題になる「踏み割れ」はアスファルトシングルではほぼ発生しません。 kamisei.co(https://kamisei.co.jp/news/92993)
デザイン性も高く、カッターで自由にカットできるため、ドーム型やカマボコ型など複雑な屋根形状にも対応できます。 カラーバリエーションも豊富で、外壁とのコーディネートがしやすい点もリフォームユーザーに好評です。さらに表面の石粒が雨音を吸収するため、金属屋根に比べて防音性が高いです。 nisshinkogyo.co(https://www.nisshinkogyo.co.jp/blog/detail/waterproof-trend-1101-4/)
デメリットで最も注意すべきは耐風性です。薄くて軽い素材のため、強風で剥がれたり飛散したりするリスクがあります。 接着剤(シングルボンド)の塗布量が不足したり、劣化したりすると重なり部分に隙間ができて飛散しやすくなります。厳しいところですね。 kamisei.co(https://kamisei.co.jp/news/92993)
断熱性も弱点の一つです。瓦屋根のような空気層がなく、ガルバリウム鋼板のような断熱材一体型でもないため、夏の日差しをそのまま吸収しやすい構造になっています。 室内の温度上昇が気になる場合、換気棟の設置や断熱塗料との併用を検討するとよいでしょう。 yanekabeya(https://yanekabeya.com/asphaltsingle/)
意外な弱点として、雨樋の詰まりがあります。 経年劣化で表面の石粒が剥がれ落ち、雨樋に堆積して排水機能を低下させることがあります。石粒が大量に落ちて屋根の色が変色して見えるほどになったら、補修のサインです。「落ち葉よけシート」を雨樋に設置することで、石粒の堆積を防ぐ効果が期待できます。 kamisei.co(https://kamisei.co.jp/news/92993)
耐用年数は、製品のグレードや生産国によって大きく異なります。これだけ覚えておけばOKです。
| 種類 | 耐用年数の目安 | 代表商品 | 保証 |
|---|---|---|---|
| 旧世代品(フェルト紙基材) | 15〜20年 | 20年前の製品全般 | なし |
| 現在の汎用品(韓国・日本製) | 20〜25年 | アルマ、マルエスシングル | 10年など |
| 高耐久品(ガラス繊維強化) | 25〜30年 | オークリッジスーパー | 40年(制限保証) |
韓国製のオークリッジスーパーは「40年保証(制限保証)」を謳っていますが、これは施工後10年を過ぎると補償額が段階的に下がっていく「ワランティ保証」です。 41年目では販売会社の負担は20%、施主の負担は80%になります。ここは注意が必要な点です。 yanekabeya(https://yanekabeya.com/asphaltsingle/)
現在の住宅に使用される製品のほとんどは海外製で、耐用年数は20〜30年が主流です。 また、2022年に原材料の高騰でアスファルトシングルの価格は大幅に上昇し、オークリッジやアルマは約30%、リッジウェイは約2倍の値上がりとなりました。 スレートとの価格差も縮まっており、選択時は初期費用だけでなくトータルコストで比較することが重要です。 yanekabeya(https://yanekabeya.com/asphaltsingle/)
参考:アスファルトシングル各メーカーの詳細比較(屋根材市場シェア・生産国・保証内容を含む詳しい情報が確認できます)
テイガク:アスファルトシングルのことが全部わかる!耐久性・工事価格・種類まとめ
リフォーム方法は主に4種類あります。状況に応じた選び方が重要です。
屋根カバー工法が最も選ばれる理由は、廃材処分費が発生しないことです。アスファルトシングルは接着剤で固定されているため、既存材を剥がすのが非常に手間になります。 そのため、雨漏りがなければカバー工法が推奨されます。これが基本です。 yanekabeya(https://yanekabeya.com/asphaltsingle/)
塗装については注意が必要です。アスファルトシングルはもともと塗装品ではないため、塗装後に「縁切り」を怠ると上下の屋根材の重なり部分に雨水が滞留し、かえって雨漏りの原因になります。 費用をかけて塗装したのに雨漏りが増えては本末転倒なので、塗装よりもカバー工法を選ぶ業者が多い理由はここにあります。 kamisei.co(https://kamisei.co.jp/news/92993)
参考:アスファルトシングル屋根のメンテナンス価格や劣化サインの詳しい解説
神清:アスファルトシングル屋根材とは?メリット・デメリット・耐用年数
![]()
アスファルトシングル屋根材 シングルライン マスター エイシャントストーン 14枚セット(約2m2) グラスファイバーシングル屋根材 イタリア製 高品質 高耐震 高耐久 軽量屋根材 グレー・ブラック・ダーク 色鮮やか次回8月頃200ケース再入荷予定