プライマーを下塗りすると、ローバルの防錆効果がまったく発揮されません。
ローバルは、ローバル株式会社が製造する「常温亜鉛めっき塗料」です。 普通の錆び止め塗料と決定的に異なるのは、乾燥後の塗膜中に亜鉛を96%という超高濃度で含有している点です。 亜鉛は鉄よりもイオン化しやすい金属なので、鉄の代わりに亜鉛が先に溶け出し、鉄を守る「犠牲防食作用」が起きます。 これが溶融亜鉛めっき(いわゆるドブメッキ)と同じ仕組みです。 roval.co(https://www.roval.co.jp/products/roval/)
スプレータイプの「ローバルスプレーR 300ml」は1本あたり約2,180円で流通しており、ホームセンターやネット通販で手軽に購入できます。 リフォームの現場では、フェンス・手すり・鉄骨・ボルトなどに使われており、一般DIYユーザーにも普及しています。 つまり「塗れば亜鉛メッキ」という感覚で使える製品です。 item.rakuten.co(https://item.rakuten.co.jp/auc-james/smd-roval-r300xx006/)
50年以上の実績がある製品です。 それだけ長く使われてきた理由は、やはり「防錆性能の高さ」に尽きます。 roval.co(https://www.roval.co.jp/products/roval/)
ローバル製品は目的別に複数のラインがあります。 大きく分けると、以下の4種類が一般的です。 note(https://note.com/roval/n/n28ded02c502c)
特に重要な選択基準は「上塗りするかどうか」です。 標準のローバルには他社塗料を上塗りすることができません。 色を変えたい、仕上げ塗料を重ねたい、という場合は必ずエポローバルか水性ローバルを選んでください。 paint-city(https://www.paint-city.com/pdf/atrovel.pdf)
「亜鉛含有率が近い製品なら同じ防錆効果が得られる」という考え方で他社製品と比較することもできます。 市場には亜鉛含有率40〜60%程度の低コスト品も多いので、数字を確認してから選ぶことが大切です。 note(https://note.com/roval/n/n28ded02c502c)
ローバルの性能を引き出すために、最も重要なのが素地調整です。 錆・旧塗膜・油分がある状態の上からそのまま塗っても、犠牲防食が機能しません。 roval.co(https://www.roval.co.jp/use/howto.html)
下地処理の手順はシンプルです。
スプレー塗装の場合、缶を塗面から20〜30cmほど離し、1秒に10cmほどのペースで動かしながら均一に吹きつけます。 薄く延ばすより「たっぷりと塗る」ことが膜厚確保のコツです。 膜厚80μm以上が防錆性能の目標値で、そのため2回重ね塗りが推奨されています。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=XnqwP_Jk79Y)
乾燥は早く、30分ほどで2回目の塗装ができます。 これは作業効率という点でかなり助かります。 note(https://note.com/roval/n/nd169c81314c0)
また、スプレーを使う前に缶をしっかり振って中の亜鉛末を均一に混ぜることが必須です。 亜鉛末は缶底に沈殿しやすく、撹拌不足だと亜鉛の割合が変わってしまい、本来の防錆力が出ません。 缶を振る動作が1番の事前準備です。 note(https://note.com/roval/n/n1fcfef9e0b63)
使用後は缶を逆さにして2〜3秒吹き(逆さ吹き)、ノズル詰まりを防ぎましょう。 吹き口に残った塗料も拭き取っておくと次回使いやすくなります。 note(https://note.com/roval/n/n1fcfef9e0b63)
リフォームの現場でローバルスプレーが役立つ場面は、実は多岐にわたります。 具体的には以下のような用途が一般的です。 marukoo.cocolog-nifty(https://marukoo.cocolog-nifty.com/blog/2025/02/post-fe8363.html)
特に太陽光発電設備の架台ボルトや外灯ポールなど、亜鉛メッキ部材が使われている箇所は施工中に傷が入りやすく、補修が必要になるケースが多いです。 ローバルスプレーは缶から直接吹けるので、高所での小面積補修に非常に便利です。 marukoo.cocolog-nifty(https://marukoo.cocolog-nifty.com/blog/2025/02/post-fe8363.html)
補修箇所が小さい場合は「ローバルシルバースプレー ミニ」という小型タイプも市場に出ており、420ml缶を使い切れずノズルが詰まるという問題を回避できます。 残量が余りやすいと感じる場合は、用途に合わせた容量選びも検討してみてください。 marukoo.cocolog-nifty(https://marukoo.cocolog-nifty.com/blog/2025/02/post-fe8363.html)
ローバルを使い始めた人が陥りやすい失敗が3つあります。
1. プライマーを塗ってしまう
「鉄なんだから下地処理にプライマーを塗っておこう」と考えるのは自然な発想です。しかしローバルは直接鉄または亜鉛めっき面に接触することで初めて犠牲防食が機能します。 プライマーを挟むと電気化学的な接続が遮断され、単なる「銀色の塗膜」になってしまいます。プライマーは絶対に不要です。 mko-kikaku(http://www.mko-kikaku.com/katarogu/roval/roval.pdf)
2. 錆の上からそのまま塗ってしまう
錆があるまま塗っても密着が悪く、防錆効果が大幅に低下します。 結論は「下地処理ゼロは効果ゼロ」です。時間がないときでも最低限のワイヤーブラシがけだけはやっておくことが重要です。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=XnqwP_Jk79Y)
3. 膜厚が足りない
薄く均一に塗るのが塗装の常識と思いがちですが、ローバルは逆で「たっぷり厚塗り」が正解です。 防錆力は付着した亜鉛の量(膜厚)に比例するため、目標は乾燥膜厚80μm以上。 1回塗りでは足りないことが多く、2回重ね塗りが推奨されています。 roval.co(https://www.roval.co.jp/use/howto.html)
また、標準ローバルに上塗り塗料を塗るとうまく密着しません。 「灰色のままじゃ見た目が…」という場合は最初からエポローバルを選んでおくのが正解です。 paint-city(https://www.paint-city.com/pdf/atrovel.pdf)
以下はリフォームでローバル施工時に参考になる公式ページです。
素地調整から膜厚管理まで、ローバルの正しい塗装手順が動画で確認できます。
スプレー缶タイプの具体的な使い方・逆さ吹きの方法など実践的な情報が掲載されています。
ローバルの製品ラインを亜鉛含有率から比較・選択する方法を解説しています。