ZEH住宅は「新築専用」だと思っている方が多いですが、実は既存住宅のリフォームでも最大500万円の補助金が受けられます。 iezukuri.co(https://iezukuri.co.jp/wp/?p=7898)

ZEHは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、「ゼッチ」と読みます。 名前だけ聞くと「電気を一切使わない家」に思えますが、実際には違います。エアコン、給湯、照明などでエネルギーは普通に使いつつ、その使用量を上回るエネルギーを太陽光発電などで自分で生み出すことで、年間の収支を実質ゼロにする住宅のことです。 house.muji(https://house.muji.com/life/clmn/sumai/sumai_160412/)
つまり「ゼロ消費」ではなく「収支ゼロ」が正しい理解です。
経済産業省のZEHロードマップでは、ZEHを「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」と定義しています。 国の方針により、住宅の省エネ基準はZEH水準へと順次移行しており、新築住宅では2025年4月から省エネ基準への適合が義務化されました。 globalbase(https://www.globalbase.jp/myrenojournal/?p=8218)
これは住宅業界全体の標準が変わるということですね。
ZEHを構成する要素は3つに整理できます。 japan-build(https://www.japan-build.jp/hub/ja-jp/column/kz/24.html)
この3要素がそろって初めてZEHと認定されます。
断熱性能が高い家は、夏は涼しく・冬は暖かい状態を維持しやすいため、エアコンの稼働量が自然に減ります。東京都内の一般住宅と比べると、室内温度差が5〜8℃程度抑えられるケースもあります。省エネと快適性は両立できるということです。
参考リンク(ZEH定義・基準の詳細、資源エネルギー庁公式資料)。
資源エネルギー庁|ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開
「ZEHはゼロから建てる新築だけの話」と思っている方が多いです。しかし実際には、既存の戸建住宅をZEH水準にリフォームするための補助事業が国から用意されており、2025年度(令和7年度)も「既築住宅のZEH改修実証支援事業」として公募が行われました。 iezukuri.co(https://iezukuri.co.jp/wp/?p=7898)
補助金の上限額は地域によって異なります。 iezukuri.co(https://iezukuri.co.jp/wp/?p=7898)
| 地域区分 | 補助上限額(1住戸あたり) |
|---|---|
| 1〜4地域(北海道・東北・信越など寒冷地) | 500万円 |
| 5〜8地域(関東・東海・近畿・九州など) | 400万円 |
ただしこの補助事業は「建築事業者・販売事業者」が申請する法人向けの制度で、個人が直接申請するものではありません。 リフォーム業者を通じた形での活用になるため、ZEH対応の施工業者(ZEHビルダー)に相談することが入口になります。 iezukuri.co(https://iezukuri.co.jp/wp/?p=7898)
ZEHビルダー登録業者への相談が条件です。
参考リンク(既築住宅ZEH改修の補助金制度詳細、SII公式)。
SII(環境共創イニシアチブ)|令和7年度 既築住宅のZEH改修実証支援事業よくあるご質問
ZEH住宅の建築費用は、一般的な住宅と比べて300万円程度高くなるとされています。 「高い」と感じるのは当然ですが、月々の光熱費の削減と補助金を合算すると、長期的には元が取れる可能性があります。 inos-ie(https://www.inos-ie.com/topics/2020/06/20200605001164.php)
ここで大切なのは「何年で回収できるか」という視点です。
ZEHの省エネ効果により、一般家庭の月々の光熱費は平均で1〜2万円程度削減できるとされています。年間で最大24万円の節約になると仮定すると、300万円の追加コストは約12〜15年で回収できる計算です。補助金(例:ZEH水準55万円/戸) を差し引けば回収期間はさらに短縮されます。 hajime-kensetsu.co(https://www.hajime-kensetsu.co.jp/livelegarden/column/cost/post-1036/)
ただし、太陽光発電の売電価格は年々下落傾向にあります。 10年前は1kWhあたり42円だった売電単価は、現在では17円前後まで下がっています。売電収入を過大に期待すると、計算が狂うリスクがあります。 tanaken.co(https://www.tanaken.co.jp/blog/details_144.html)
売電頼みのZEHプランは見直しが必要ですね。
リフォームでZEHを目指す場合は、まず「電気代削減」の省エネ効果を優先的に試算し、売電収入はあくまで副次的な効果として捉えると、計画の失敗を防ぎやすくなります。
断熱が基本です。
窓1枚を複層ガラス(ペアガラス)や内窓に交換するだけでも、断熱性能は大きく改善します。たとえば単板ガラスと比べると、内窓追加で熱の出入りを約70%カットできるとされています。面積で言えば、6畳の部屋(約10㎡)の窓が2枚あると、その2枚の断熱改修だけで室内温度の安定性が目に見えて変わります。
これは使えそうです。
断熱性能を数値で確認したい場合は、「断熱等性能等級」や「UA値(外皮平均熱貫流率)」という指標を工務店やリフォーム業者に確認するのがおすすめです。ZEH水準のUA値は地域ごとに異なりますが、たとえば6地域(愛知・三重・大阪など)では0.6以下が目安となります。断熱のプロであるZEHビルダーに自宅の断熱診断を依頼することで、どの部位から改修すべきかの優先順位が明確になります。
参考リンク(ZEH基準と省エネ等級の違い、わかりやすい解説)。
ZEH基準とは?省エネ住宅との違いや4つの条件をわかりやすく解説!
一度のリフォームでZEH認定を取得しようとすると、断熱・設備・創エネをまとめて工事する必要があり、費用と工期の負担が大きくなります。しかし実際のリフォーム現場では、「段階的にZEH水準に近づける」という進め方が現実的です。
焦らず段階的に進めるのが賢明です。
たとえば、第1段階として内窓の設置(1窓あたり5〜10万円)で断熱性能を引き上げ、第2段階で給湯器をエコキュートやエネファームに更新し、第3段階で太陽光発電を追加する、という順序です。この方法なら、各段階で利用できる補助金(子育てグリーン住宅支援事業、省エネ改修補助金など)を複数活用しやすくなります。 kosodate-green.mlit.go(https://kosodate-green.mlit.go.jp)
段階的に進めることで、年度ごとに補助金を取り逃さず活用できる可能性が高まります。重要なのは、最終的にZEH認定に必要な要件を逆算しながら計画を立てることです。ZEH対応のリフォーム業者に「段階的にZEH水準を目指したい」と最初から伝えることで、無駄のない改修ロードマップを提案してもらうことができます。
参考リンク(子育てグリーン住宅支援事業の詳細、国交省公式)。
子育てグリーン住宅支援事業【公式】|ZEH水準住宅への補助金情報

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