反りや割れが多い木材でも、加工次第で鉄骨より安定する場合があります。 takahiro-mokuzai.co(https://takahiro-mokuzai.co.jp/products/lsl/)

LSLとは「Laminated Strand Lumber(ラミネーテッド ストランド ランバー)」の略称で、日本語では「積層ストランド製材」とも呼ばれるエンジニアードウッドの一種です。 製造方法が独特で、丸太を長さ約300mmほどの細長い木片(ストランド)に切り出し、乾燥させたあとポリウレタン樹脂で処理します。 その後、繊維方向をすべて揃えた状態で高圧の蒸気プレスによって圧着し、大判の原板(重量約2.5トン)に仕上げます。 mr-lb.co(https://mr-lb.co.jp/wood/mr0083.html)
つまり「木材の弱点を製造段階で取り除く」技術です。
無垢材の場合、節・年輪の偏り・含水率のムラが原因で反りや割れが生じやすいですが、LSLでは木片の段階でそれらの要素が分散・均質化されます。 リフォームや新築工事において、構造材の変形は後々の不具合につながるため、この安定性は大きなメリットになります。 suihoo.co(https://www.suihoo.co.jp/other/)
加工しやすさも魅力です。
切削・穴あけ・研磨・釘やビスの保持力は無垢材と同等で、大工による現場加工も問題なく行えます。 さらに表面にはサンダーが掛かっており、断面(コバ面)の積層パターンはミルフィーユ状で視覚的にも美しく、そのまま仕上げ材として使われるケースも増えています。 ecomoku(https://ecomoku.jp/lsl/)
参考:エコモク(木材販売専門店)によるLSLの仕様・価格情報
https://ecomoku.jp/lsl/
LSLに用いられる主な樹種は、アスペン(ヤマナラシ)とイエローポプラ(ヤナギ科)です。 これらは北アメリカ東部に多く分布し、成長が非常に早いため、大径木が育つのを長年待たなくても調達できます。 一般的な木材と比べて原木の歩留まりが高く、使える部分が多いのも特徴です。 ecomoku(https://ecomoku.jp/lsl/)
環境面でのメリットは大きいですね。
接着剤にはイソシアネート系(非ホルムアルデヒド系)が使用されており、日本のF☆☆☆☆(フォースター)同等の低ホルムアルデヒド基準をクリアしています。 国土交通省の規制対象外となるほど安全性が高く、シックハウス対策にも有効です。リフォームで内装の骨組みを変える際に接着剤の種類を気にする方は多いですが、LSLはこの点で安心して使える材料です。 ecomoku(https://ecomoku.jp/lsl/)
また、FSCやPEFCといった国際的な森林認証を取得した製品も流通しています。 環境意識の高い建築プロジェクトや省エネ・ZEH住宅にも積極的に採用されています。 timbersoasis(https://timbersoasis.com/en/products/lsl-laminated-strand-lumber/)
LSLの機械的な性能は数値で見るとその優秀さが際立ちます。 ヤング係数(MOE)は1.9〜2.3百万psi(約13,100〜15,900 MPa)、曲げ強度(MOR)は2,500〜3,500 psi(17〜24 MPa)という高い数値を持ちます。 timbersoasis(https://timbersoasis.com/en/products/lsl-laminated-strand-lumber/)
強度の数値が高い、とだけ言っても分かりにくいですね。
例えとして説明すると、同じ断面積の無垢スギ材よりも変形しにくく、梁として使った場合に「たわみ」が起きにくいということです。 住宅リフォームで既存の梁を交換する場合、同じ寸法でも無垢材からLSLに変えると空間の剛性が向上します。密度は約625〜720 kg/m³で、一般的な針葉樹無垢材(400〜600 kg/m³)より重い分、強度も高くなっています。 mr-lb.co(https://mr-lb.co.jp/wood/mr0083.html)
標準的な流通サイズは以下の通りです。 timbersoasis(https://timbersoasis.com/en/products/lsl-laminated-strand-lumber/)
日本では平成13年(2001年)の国土交通省告示によって、LSLは指定建築材料として正式に認定されています。 これにより、確認申請を伴うリフォーム・新築工事でも堂々と使用できる根拠が整っています。 jglobal.jst.go(https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202002259515953571)
エンジニアードウッドにはLSL以外にも複数の種類があり、混同されがちです。 代表的なものを整理します。 wing2x4.co(https://www.wing2x4.co.jp/products/ew)
| 種類 | 原料 | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| LSL | 小径木の木片(ストランド) | 梁・根太・まぐさ・柱 | 寸法安定性が最高水準。比較的安価 |
| LVL | 単板(ベニヤ) | 梁・桁・大スパン構造 | 長尺に対応しやすい。曲げに強い |
| PSL | 長い単板削片(ストランド) | 柱・梁・大断面 | 密度が高く非常に高強度。通称パララム |
| 集成材 | ラミナ(板材) | 構造材・造作材全般 | 入手しやすく国産品も豊富 |
PSLは単板を原料とする一方、LSLは木片(削片)を原料とする点が根本的に異なります。 コスト面ではLSLのほうが一般に安価で、リフォーム向けに広く流通しています。用途が梁・根太・まぐさ(開口部の上枠)のような「中程度のスパン」にはLSLが最も費用対効果が高い選択肢の一つです。 showa-lumber.co(https://showa-lumber.co.jp/product_topics/?products=lsl)
参考:株式会社昭和丸筒によるLSL製品紹介ページ(仕様・活用例)
https://showa-lumber.co.jp/product_topics/?products=lsl
LSLはメリットが多い材料ですが、リフォームで採用する前に知っておくべき注意点もあります。
まず、水に対する耐性は「中程度」です。 直接の風雨や長期間の湿潤環境では劣化が進むため、外壁内部など防水処理が不十分な部位への使用は向きません。室内の床組(根太・大引き)や内壁の開口部まぐさとして使うのが最適です。 一方で、通常の室内環境であれば含水率が安定しており、季節による膨張・収縮が無垢材より大幅に少ない点は大きな利点です。 showa-lumber.co(https://showa-lumber.co.jp/product_topics/?products=lsl)
これが実は最大のメリットです。
例えばリフォームで床の一部を張り替えた際、新旧材料の含水率差が大きいと継ぎ目に隙間や段差が生じることがあります。 LSLを使えばそのリスクを低減できます。次に、独自の視点として「リフォームでの見せる使い方」が注目されています。LSLの断面(コバ面)は木片が整然と積み重なったミルフィーユ状のパターンが現れ、インテリアのアクセントとして活用する事例が増えています。 suihoo.co(https://www.suihoo.co.jp/other/)
具体的には以下のような活用シーンです。
購入前には必ずF☆☆☆☆表示(またはそれ同等品)であることを確認しましょう。 海外製品を個人輸入する場合は、日本の建築基準法上の指定建築材料告示(平成13年国交省告示)に適合しているかを施工業者と確認するのが原則です。 jglobal.jst.go(https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202002259515953571)
参考:木材辞典によるLSL(ティンバーストランド)の詳細解説
https://mr-lb.co.jp/wood/mr0083.html
参考:高広木材株式会社の公式カタログ(LSL最新版、2025年4月)
https://takahiro-mokuzai.co.jp/products/lsl/

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