気泡が多いコンクリートほど、強度が高くなります。
AEコンクリートとは、「Air Entrained Concrete(エア・エントレインド・コンクリート)」の略称です。 日本語に直すと「空気連行コンクリート」となります。 toishi(https://www.toishi.info/sozai/concrete/ae.html)
通常のコンクリートに、AE剤と呼ばれる界面活性剤の一種を微量添加して練り混ぜることで、直径0.03〜0.3mm程度の微細な球形気泡を均一に分散させます。 この気泡はコンクリート容積の3〜6%を占めるのが適切とされています。 kotobank(https://kotobank.jp/word/ae%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%83%BC%E3%81%A8-3145810)
つまり「空気を意図的に閉じ込めた特殊コンクリート」です。
普通のコンクリートに水を多く加えるだけでも流動性は上がりますが、それでは強度と密度が下がります。 AE剤を使えば、水の量を増やさずに流動性を確保できます。これが基本です。 toishi(https://www.toishi.info/sozai/concrete/ae.html)
AE剤はシャンプーや洗剤と同じ界面活性剤の仲間で、攪拌時に泡立てる性質を持ちます。 この泡がそのままコンクリート内部に均一に残ることで、複数の優れた効果をもたらします。意外ですね。 note(https://note.com/i_love_concrete/n/n11458b57ba1b)
気泡がなぜ重要なのか。それはボールベアリングとクッション、この2つの働きに集約されます。 toishi(https://www.toishi.info/sozai/concrete/ae.html)
まず、ワーカビリティ(作業性)の向上です。無数の微細気泡がコンクリート内の摩擦を減らし、滑らかに流れ込むようにします。 施工現場での打ち込み作業やポンプ圧送がしやすくなるため、工期短縮にもつながります。 note(https://note.com/i_love_concrete/n/n11458b57ba1b)
次に、凍結融解への抵抗性です。水は凍ると約9%体積が膨張しますが、その膨張圧を気泡が吸収します。 気泡がないコンクリートでは、内部で膨張した水がひび割れや剥落を引き起こします。これは痛いですね。 takehara-baseman.co(https://www.takehara-baseman.co.jp/t_data/pdf/AE%E6%B8%9B%E6%B0%B4%E5%89%A4.pdf)
最後に、ブリーディングの抑制です。 ブリーディングとはコンクリート打設後に水が表面に浮き上がる現象で、これが多いと表面強度が落ちます。気泡が均一に分散することで材料の分離が抑えられます。 note(https://note.com/i_love_concrete/n/n11458b57ba1b)
| 効果 | メカニズム | リフォームでの恩恵 |
|---|---|---|
| ワーカビリティ向上 | 気泡がボールベアリング役割 | 施工精度が上がり仕上がりが安定 |
| 凍結融解抵抗 | 気泡が膨張圧をクッション吸収 | 寒冷地の外構・土間が長持ち |
| ブリーディング抑制 | 材料分離を気泡が防止 | 表面のひび割れリスクを低減 |
「AEコンクリート」と「AE減水剤コンクリート」は別物です。これだけ覚えておけばOKです。
AE剤は空気連行のみを目的とした混和剤です。 一方、AE減水剤はAE剤と減水剤の両方の機能を合わせ持つ混和剤で、単位水量の削減とワーカビリティ向上、凍結融解抵抗性をすべて同時に実現します。 jci-net.or(https://www.jci-net.or.jp/j/concrete/kiso/Admixure-a.html)
リフォームで使う生コンクリートを業者に発注する際、「寒冷地仕様か」「AE剤入りか」を確認しておくことが重要です。 特に北海道・東北・長野・岐阜など積雪寒冷地の物件では、AE剤未使用のコンクリートは凍害リスクが格段に上がります。確認が条件です。 toishi(https://www.toishi.info/sozai/concrete/ae.html)
参考:AE剤・減水剤の種類と効果についての技術解説(日本コンクリート工学会)
https://www.jci-net.or.jp/j/concrete/kiso/Admixure-a.html
リフォームでコンクリートを使う場面は意外と多いです。 on-create(https://on-create.jp/column/50-blog-ideas-for-reformers/)
最も多いのは駐車場の土間コンクリート打ち替えです。劣化した土間を打ち直す際、寒冷地では必ずAE剤入りの生コンを指定すべきです。 冬季に車を乗り入れると凍結融解が繰り返され、5〜10年でひび割れが発生するケースがあります。 tsukunobi(https://tsukunobi.com/keywords/ae-concrete)
次に多いのが外構基礎の補修・打ち増しです。門柱や塀の基礎部分を補修する工事でも、既存のコンクリートが非AE仕様だと境目から凍害が発生することがあります。 toishi(https://www.toishi.info/sozai/concrete/ae.html)
また、床下土間の湿気対策工事でも使われます。床下に防湿コンクリートを打つ際にAEコンクリートを使用すると、施工時の流動性が上がるため均一な厚みに仕上げやすくなります。 これは使えそうです。 note(https://note.com/i_love_concrete/n/n11458b57ba1b)
業者に依頼する際は「凍結融解抵抗性を考慮したコンクリートを使っているか」と一言確認するだけで、工事品質は大きく変わります。見積書に「AE剤使用」「空気量3〜6%」などの記載があるか確認するのが一番の行動です。
「気泡が多いほどコンクリートは弱くなる」という常識には、実は大きな落とし穴があります。 kotobank(https://kotobank.jp/word/ae%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%83%BC%E3%81%A8-3145810)
空気量が1%増えるごとに圧縮強度は約4〜6%低下するとされています。 そのため、AE剤の添加量は厳密に管理され、空気量3〜6%という範囲が標準規格として定められています。 これが原則です。 kotobank(https://kotobank.jp/word/ae%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%83%BC%E3%81%A8-3145810)
ところが、AE剤によって単位水量を減らせるため、水セメント比が下がり結果的に強度が上がるという逆転現象が起きます。 空気量増加による強度低下と、水量低減による強度上昇が相殺し合うわけです。 takehara-baseman.co(https://www.takehara-baseman.co.jp/t_data/pdf/AE%E6%B8%9B%E6%B0%B4%E5%89%A4.pdf)
つまり「気泡=弱くなる」という単純な図式は正しくありません。
リフォームの現場で「コンクリートに泡を入れるなんて弱くなるんじゃないか」と業者に言ってしまうのは逆効果です。 むしろAE剤を使わない業者の方が、長期的な品質リスクが高い場合があります。数字(空気量・水セメント比)で確認する姿勢が、リフォームの失敗を防ぐ最大の武器です。 note(https://note.com/i_love_concrete/n/n11458b57ba1b)
参考:AE剤の添加効果とメカニズムの詳細解説(noteコンクリート専門記事)
https://note.com/i_love_concrete/n/n11458b57ba1b
| 用語 | 状態 | 主な条件 |
| ---- | ---------------- | ------------------------------ |
| 打ち継ぎ | 先行コンクリートが完全に硬化済み | 表面処理・接合処理が必要 |
| 打ち重ね | 先行コンクリートが硬化途中 | 外気温25℃未満は120分以内、25℃以上は90分以内に完了 |
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ダイノックシート<3M><ダイノック>フィルム Concrete/Mortar コンクリート/モルタル AE-1646 原反巾 1220mm ×1m